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SNS全盛期の今、写真のこれから。 #SNS写真時代2019

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

昨夜は初めてヒーコのイベントに参加してきました。
写真界隈のトークショー&懇親会。

「SNS写真時代 フォトグラファー像の今とこれから」がテーマとのことで、御多分に漏れず自分もそんな今を活躍する写真家の1人なので吸収できるものは吸収すべく参加。

備忘録かてらトーク内容をここに残します。
後半は私見を交えつつ、マガジン読者及び記事購入者限定公開です。

第1部 「写真と仕事」

どんな風に写真と関わり始め、現在活動を続けているのか
副業で写真をやっている人、写真を趣味から仕事にしたい人には参考になったのではないでしょうか。

スピーカーは下記の3名

実は既に付き合いが10年以上になる、写真を愛するco1さん

絶景を撮る同じく風景写真家の朱門さん

実物の方が可愛いヒーコ勤務のすーちゃん(初)

私の写真との向き合方

Co1さん
中学時代にカメラオタクからはいった。
お年玉をためてカメラを買って機能美に惹かれた、徐々にカメラオタクから写真オタクへ。
写真には、人の心が動かす力があると気付いてからのめり込む。
mixi時代に作品買い取りのオファーがきたり、ジャケ写撮影など依頼を受ける。沢山の人に写真をみてもらう喜びを知る。

朱門さん
趣味で写真を始め、当時アメリカに住んでいた時
アートフェアで飾られていた風景写真に惹かれた。
自分でもこんな写真を撮ってみたいなと思ったのがきっかけ。

いつかアートフェアでお客様に見ていただいて
写真を買って頂くのは1つのゴール

本の表紙に使いたいとオファーがあった。
写真で人の役に立てる満足感。やり甲斐。
本職があって、副業として写真をやっている。
風景写真を撮る上では遠征費や機材費などを稼ぐ意味で現状満足。

すーちゃん
写真歴は長くない。
漫画家を目指していた中で絵を描いていた繋がりから制作会社へ。
人手不足から撮影スタッフとして仕事をしていた。
その最中、ヒーコの黒田さんに出会い
2年間黒田さんのアシスタントを務める。そして現在にある。

眼の前にあるものに興味を全力で費やした結果、今がある。
自分の意図したように少しづつ写真が撮れるようになり
ようやく最近写真に向き合えるようになってきた。

写真の承認欲求について

朱門さん
自分が見た感動する絶景を自分の写真を通じて人に伝えたい
SNSでバスりたいとかはあまり考えてない
マーケティング的には考えたほうが良いのかもしれないが
あまり積極的に考えてはいない。

co1さん
今の気持ちを写真に撮って、世に出したくなる
人に見せるときも見せないときもある。
誰に見せなくとも、写真は撮っている。
自分の美意識に問いかける。
フォロワーたくさんほしいなと思うときもある
自分の気持ちのアウトプット
見てるうちの1人にでもすごく共感してもらえたら嬉しい。

すーちゃん
センスの良いものを見ると頭の中でなんでも仕事につなげてしまう

写真を仕事にしたいか

co1さん
仕事にしたくはない
好きな写真を好きな時に好きなだけ撮りたい
飯のために撮る、クライアントワークは忖度して撮ってしまう
趣味で撮ると暗すぎる。
自分の良さも殺すし、クオリティも低い。
使いにくいプロであるくらいなら、趣味グラファーで良い。

朱門さん
写真を仕事にしたいなと思ったことはある。
めちゃくちゃ稼げたら良いが、
ただ、そんなに甘い世界ではないと分かっている。
モチベーションを保つのが大変という話を聴いた。
写真を本業にしたいという気持ちはないが、
アマナイメージズの方で契約作家としてストックフォトは取り組んでいる
本業と写真。2本柱としてやっていく。

すーちゃん
写真を仕事にしていきたいと思っている。
自分がフォトグラファーではなくてもディレクターとして撮影に携わることができたらなと思う。
ヒーコでディレクションも請け負うこともあるため、ディレクション業も行う。撮影準備のほうが力を入れることも多い。
写真を撮るのも好きだが、それよりクライアントワークで喜んでいただけるのが嬉しい。

co1さん
お金をいただく写真は
相手もみんなも納得しないといけない
撮影の本気度も変わってくる
しょうもないミスは許されない
その辺めちゃくちゃシビアになってしまう。

朱門さん
作品性をみていただいてクレジットがある前提
ここから上じゃないと自分の名前はつけられないという線引きはある
ある一定のレベル以上の作品は撮るよう意識している

co1さん
みんなが写真をやめたら、自分の写真の価値があがるのに!笑

写真を仕事で撮るということ

すーちゃん
写真を仕事にしてからのほうが
自分が認められなくてもハードルが下がって発表できるようになった。
写真を撮るゴールとは
最終的な写真と仕事のカタチ

co1さん
仕事として受けるか受けないかは
ずっと写真を好きでいられるかを自身に問いかけてさじ加減を考える。
カメラ代を稼げるくらいがちょうど良い。

朱門さん
本業があって、写真も一部仕事として請け負うスタイルが良いと思う

すーちゃん
良い写真を撮るがゴール
チームで良い写真を撮ろう
どこまでヒーコの中で走れるか、頑張っていきたいところ

第一部ここまで

第2部 「写真家とSNS」

現在のそれぞれの写真の仕事(商業撮影)とSNSの使い方、トレンド、今後の展望など。

スピーカーは下記の3名

XICO代表でありフォトグラファーの黒田さん

instagram発の次世代フォトグラファー保井さん

商業写真家・作家として活躍する濱田さん

商業撮影とSNS

3人の共通点、それぞれのスタンス

黒田さん
SNSに写真を載せる行為と、商業写真は関係ない
黒田の名前を出さずに、ヒーコという企業名義でどこまで通用するか社会実験していた

保井さん
年間などの長期契約で行っている案件が多い。
SNSポストもセットでパッケージングされているものが多い。
サムソンとか富士フイルムなどがそう。
自分自身が選んで一緒にやっているというイメージ。
嫌々撮らさせるような撮影案件はやっていない。
これからの写真家のモデルケースの1つとして動いている。
何枚納品・何枚投稿するというもの以外にも、
広告に使いたいなどオファーがあれば本来の契約金額とは別に二次使用料を頂く。

濱田さん
自分の作品を撮ってだしていくスタイルではない
依頼が前提にある商業写真家
instagramは100%自分の好きにポストしたい
SNS系の依頼があっても断る。
保井さんのようなスタイルに今後もならないということはない

SNSについては他人と約束したくないが、
すごく魅力がある案件なら考えなくもない

ドラマとタイアップで撮影、instagramに作品提供した案件は新しい。


映画でもドラマでもスチールが入ることはあるが、
SNSマーケティングで活用する新しいスタイルに思う。
ドラマのアカウントでそんな綺麗な写真は見たいという意見は多くない。
ただ、それでも今後もニーズは増えていくと思う。

このようなSNSの取り組み方が、リテラシー的にマスに浸透していない。
これは今後成熟していくであろう。


#もしもSNSがなかったら

大御所の写真家のSNSはあまり見られていない
アマチュアの方が勢いがあって見られている
SNSによる逆転現象

スマホやPCディスプレイの枠を超えて作品がどう見られるのか社会実験をした。

この写真は
・過去2年間で最も見てもらえた写真の1つ
・そんなに見てもらえると思っていなかった1つ
自分の評価と他人の評価が異なる作品


すごい不思議な現象だった。
「Tシャツが可愛かった」という意見が多かった。
見てもらいたいとおもった意図とずれていた。

その写真に力があれば、どのメディアでも活きるのではないか、という仮説

黒田さん
instagramをどういう目線でみているのか
多くの人は写真鑑賞として写真を見ていないのではないか
自分が撮りたい写真と、第三者が見たい写真が一致している保井さん

保井さん
濱田さんの写真は老若男女が見て良いなと思える写真ですよね
自分の写真は、お得意様に向けて発信している。
さとなおさんのファンベースの本を読んだ。

10人いたら2人が良いなと思っている写真を撮っている。


ポートレートにいいねつかない問題
ポートレートは具体的の極み。


黒田さん
私達はSNS上でも見えないコミュニティを持っている。

保井さん
日々の投稿でのトライ・アンド・エラー
フォロワー数、画面越しにひとりひとりの人がいることを意識する。

濱田さん
この人がいいと思ってくれたら良いなというイメージを持って投稿している。

保井さん
Twitterは顕著に紹介してくれる人がいるのが嬉しい。

SNS,ボーナスステージは終了した?

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