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認められたい欲が止まらない。承認欲求おばけとは?

誰しも、人に認められたいという「承認欲求」を持ち合わせています。

承認欲求そのものは、心理学者アブラハム・マズローが定義している人間の根源的欲求のうちの1つです。

人に承認欲求があることは至って自然のことであり
誰かに認められたいと思うことはごく普通の良いことです。
頑張るモチベーションにもなります。

承認欲求にまつわるあれこれは、年齢を重ねるにつれておさまってくるもので、若いうちは許容されることではあります。
ですが、周りが迷惑を感じているケースがあるというのは看過できる状態ではありません。

他人に評価を求めるのは悪いことじゃありません。
ですが、コントロールができない状態になっている人は注意が必要です。

SNSが普及したことで広がる現代病

承認欲求の制御ができないというのも鬱病と同じく現代病のような類いに感じます。

自身の承認欲求を、大人になってもコントロールが出来ない
いわゆる「困った大人(承認欲求おばけ)」というのが一定数存在します。

今に始まったことではありませんが、周りから度々そういった人がいて困っているという相談を受けた事があるので今回noteに書いてみました。

幼少期に親からの愛情や承認が足りずに育ってきてしまった等、これまでの環境によってそういった精神状態が構築されてしまうケースがあります。

主観的な考えですが、これまで出会ってきた経験上
写真をやっている人は、承認欲求が強いタイプの人間が多いと思います。
(もちろん、全員がそういった人間ではないです。)

単に強いだけなら良いのですが、周りへの迷惑を考えずに主張が激しいタイプの人間は非常に厄介です。本人は自覚がなくやっているので、注意しても認めず、反省がなかったりもします。

過去に立場上、そのような方に指導したこともありますが、なぜ自分がそのような行為に至るのかの振り返りと、原理原則が理解できなければ何も変わりません。

ちょっと例は異なりますが、ソーシャルゲーム依存やSNS依存をしてしまう人というのも、現実世界で承認欲求が満たせない故に依存するという構図ですよね。

いきすぎた人というのは、
いうなれば ほとんどの場合、環境によって生み出された被害者なのです。

ですが、人に注意をするにもエネルギーを使いますし、よほどの関係性がなければ注意もしてもらえません。周囲の人間は非常に気を遣っていて、影で疎まれているケースが多いです。本人が気付けないまま、自然と周りから距離を置かれることもあるでしょう。

嫌われ役を買ってまで、そういった部分をサポートしてくれる人は滅多にいません。そういった人が近くにいる人は本当に恵まれています。

私自身そこまで承認欲求を拗らせたことはないのですが、性格上の問題は妻のおかげで多く更生してきました。本当に妻にはとても感謝しています。

自分が人に認められてるかどうか絶えず気にしてしまう人は要注意

ちょうど承認欲求関連について調べていたらR25にて
まさにこれだという記事があったので紹介しておきます。

一部だけ上記の記事内の話題について言及しますと
承認欲求が強い人は「自分が認めてもらえそうなコミュニティへの所属を増やそう」というトピックがあるのですが、これは何の解決にもなっておらず、被害に遭うコミュニティが増えるだけです。ですので根本的な人格の更生が不可欠です。 

誠実に向き合ってくれる人間関係を持とう

今の時代、SNSもそうですが人との繋がり、関係性というのは容易に広げることが出来る時代になりました。ですがその分、希薄な関係性というのも多いのではないでしょうか。人間は真摯に向き合ってくれる交友関係が1人でもいるだけで変わることができます。

本人1人だけでは解決できない、自覚できない心の問題であったりするので、それらも踏まえた上で誠実に向き合ってくれる家族や友人、恋人や上司などの存在が必要です。

そんな人が周りにいないという人は、おそれずにメンタルクリニックに通いましょう。交友関係の外に居る第三者のプロに話を聞いてもらうというのは、とても効果があります。

今回、承認欲求がコントロールできない人について書きましたが、書きながら感じたことは、モラハラやDVなども根底には同様の精神的な問題が絡んでいるなと感じました。

健全な精神をもって人とコミュニケーションをとりたいものです。

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