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北海道・上川町、層雲峡で感じた冬の自然美と豊かさ。

3月初旬、株式会社スマートメディアよりご縁を頂き北海道・上川町に1週間滞在し移住体験をしてきました。冬は空気が澄んでいて、空や自然が美しく輝く季節。冬の上川町で過ごした中で体験し感じたことを綴ります。

上川町ってどこにある?

「北海道の真ん中・上川町」といわれるようにほぼ北海道の中央部。大雪山国立公園の北方部に位置します。旭川空港から車で1時間の距離にあります。石狩川の清流流れる自然豊かな街です。層雲峡温泉も上川町の先にあります。今回は拠点を提供頂き、体験してきた魅力を紹介します。

移住体験住宅に住んでみた

上川町は移住者希望者向けの体験住宅を提供しています。Wi-Fi完備。
平屋建てで、流石北海道の住宅、造りが冬でも暖かいです。

外のタンクから給油して24時間稼働の・北海道一軒家の定番「FF式石油ストーブ」を初体験しました。洗濯物が室内干しですぐ乾きます。笑
浴槽がなくシャワールームのみなのが残念ですが、それ以外は快適でした。
(近くに共同浴場があります。)

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募集期間 令和3年3月23日~令和4年2月28日(随時募集)
気になる方はぜひ下記リンクより↓

氷瀑を堪能できる大函スノーシューハイキング

川上町中心部から車で30分ほど、層雲峡温泉を超えて先に行くと大函(おおばこ)という景勝地があります。かつて観光地として非常に栄えていた場所なのですが残念ながら過去に岩壁の崩落があった関係で近隣の遊歩道などが閉鎖され、今では人気の少ない観光スポットになっています。層雲峡で最も素晴らしい峡谷美と言われているひとつがこの大函です。

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それでもそこに雄大な自然の美しさがあることは変わりません。そのため冬はスノーシューを楽しむ方が訪れます。冬は雪が積もり石狩川もほとんどが凍り、積雪のために、石狩川をスノーシューを履いて歩くスノーシューハイキングを楽しむことができます。

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柱状節理の巨大な岩壁が左右にひらけた渓谷の中をパウダースノーを踏みしめながら進むとそこには立派な氷瀑があり、それを間近で見て楽しむことができます。

道としても急な上り下りはなく、平坦な道を歩くことになるので初心者でも楽しむことができます。1点気を付けることとしては、明らかに雪が溶けていて川の水が見えるようなくぼみの近くは避けて歩くようにしましょう。近くを歩くと雪が崩れて川の水に落ちてしまいます。

私は自前のスノーシューを使って楽しみましたが、スノーシューをお持ち出ない方は町でレンタルをしてくれるところがあるようです。ガイドによる有料のスノーシューアクティビティもあります。こういった大自然の雪の中を楽しめるというのも自然豊かな土地ならではですね。

大雪山系を一望できる旭ヶ丘

上川町から車で10分ほど山を登ると到着する旭ヶ丘。「大雪 森のガーデン」として知られる場所は、冬の時期は主要道路以外、雪に覆われています。広大な牧草地帯が雪に埋まり大雪原となっていて壮観です。大雪原の向こうにそびえ立つ大雪山系の雄大な景色を臨むことができます。

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車で見晴らしが良い場所に到着すると、ちょうど除雪車で行きが固められた駐車スペースがあり、そこから広大な雪原と大雪山系を眺めることができます。町の中心部から近いため、気軽に訪れることができてこの絶景が楽しめるというのは非常に嬉しいですね。

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旭ヶ丘へ向かう途中のまっすぐな道の眺めも壮観です。

雄大な大地を撮りに、日中に訪れてみる
日中は目の前に広がる大雪原と、その向こうに広がる大雪山系の山々を一望でき大変気持ちの良い場所です。

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星空を撮りに、夜に訪れてみる
夜は星空鑑賞にも最適な場所です。今回はタイミングが合わず天の川の撮影ができなかったのですが是非またこの場所を訪れ天の川を撮影したいです。月明かりに照らされる風景も幻想的です。

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↑の1枚はGoogleスマホPixel5のパワーアップした天体撮影モードで撮影、スマホの撮影とは思えない仕上がりです。

また、この景色を眺めながら極上の料理を楽しむ事ができる「FRATELLO DI MIKUNI フラテッロ・ディ・ミクニ」という創作レストランがあります。次回訪れる際には、ぜひ妻とここで食事をしながら景色を堪能したいです。

層雲峡温泉と黒岳登山 (※残念ながら登山はできず)

上川町中心部から車で20分ほど東へ向かうとそこには層雲峡温泉があります。温泉街には黒岳ロープウェイがあり、黒岳登山の玄関口にもなっています。登山×温泉街の組み合わせは言わずもがな最高のユーザー体験です。日帰り温泉も豊富。

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今回の層雲峡滞在時にはホテル大雪に宿泊しました。実は4年前にも妻と宿泊したことがある宿なのですが2018年に一部リニューアルされたそうでより快適な空間に。温泉が3つあるのですが、どこも趣が異なり大満足です。

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宿泊した和室

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食事会場

またお食事のビュッフェのクオリティが非常に高く、ぜひおすすめしたいホテルです。

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ラウンジ(消灯後)

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案内板にWi-Fiが書いてある親切設計(大事)

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ホテルロビー

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記念写真用の熊の剥製

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ホテル大雪は層雲峡温泉のホテルの中では安定しておすすめできる宿なのではないでしょうか。

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残念ながら登山は断念
黒岳登山する気満々で訪れたのですが、私が滞在する前日に黒岳で遭難事故が発生したり、山間部の天候が荒れていた関係で登山はNGに。また次回訪れる際の楽しみにします。

私にとっての非日常、冬の上川町の街角スナップ

上川町の滞在では、役場の近くにある移住体験住宅という平屋に滞在しました。そこを中心に上川町の町の中を撮影しました。

そこに住む人々にとっては変わらない日常の冬のワンシーンでも、普段東京等の雪のない土地に住んでいると、ここまで雪深い日常の街の風景というものはとても新鮮です。

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私は大学時代に福島県の会津地方に住んでいましたが、ここまで雪深くはなかったため驚きました。上川町の雪景色から、以前滞在した冬のフィンランドの景色を思い出しました。

上川町だからこそ育まれる豊かさがある

私は旭川市には何度か滞在したことがあるのですが、今回初めて上川町を訪れ1週間滞在するという貴重な機会を頂きました。

実際に滞在をしてみて私が感じたことは、上川町に住む方々は、もしかするとこの町には何もないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、逆に他の土地から訪れた人間からすると、ここには他の場所にはない、人の心を癒す広い空と雄大な自然が広がっていると思います。

この土地の風景を撮影していて、この場所だからこそ育まれる豊かな心があると感じました。上川町で育つこと、移住して生活することは、お金では買えない確かな豊かさがあります。

今回は残念ながらコロナ禍のため、あまり現地の方と触れ合うことは叶いませんでしたが代わりに上川町を囲む人の心を育む素晴らしい自然に多く触れ合うことができました。今回のような機会を頂けてとても感謝しています。

この記事が上川町へ赴くきっかけになれば嬉しいです。
私もまたぜひプライベートで妻を連れて訪れたいと思います。

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