
北海道・野中温泉のこと / 全焼、最新情報
1月下旬、現時点で個人的に2025年最もかなしいニュースがありました。
全国の温泉ファンにも有名な、北海道・道東の野中温泉の全焼です。
北海道足寄町の雌阿寒岳のふもとにあり、道内温泉ファンに秘湯として知られる「山の宿 野中温泉」(野中祐子代表)で23日夕、木造2階建て建物がほぼ全焼する火事があった。
当時、宿泊客はなく、けが人などはいなかった。
撮影の仕事柄、温泉マニアとまではいかずとも
全国の温泉を堪能してきていますが
大好きな温泉で、すぐに浮かぶのがこの野中温泉。
個人的に、北海道で1番入浴回数が多いのも野中温泉。
百名山・雌阿寒岳の麓という絶好のロケーション
私が何度も雌阿寒岳を登山しているのもありますが、登山口近くにこの野中温泉があるため、下山後のご褒美としても毎回お世話になっていました。
雌阿寒岳の麓にある野中温泉。
— 横田裕市 (@yokoichi777) December 6, 2020
登山を始めてから数多くの温泉に巡り合ってきているけれど、
マイベスト温泉の一角にふさわしい
良質な温泉です。濃い硫黄の香りがたまらない。。
洗い場なし、内湯と露天のみ。
日帰り400円、宿も営業中。#lakeakan #温泉 #阿寒湖 #登山 pic.twitter.com/WUtccnioa6
野中温泉ねこちゃんず。
— 横田裕市 (@yokoichi777) February 21, 2021
女将さんが呼んだら全員集合してくれた。
猫には楽園みたいな家なんだろうな。
黒は親子。もう1匹は居候くんだそう。
リーダーねこは今はお留守。#阿寒湖 #lake_akan pic.twitter.com/Fx75EhHrSw
野中温泉の歴史、世界最高齢のギネス記録
「雌阿寒岳」の麓には大正2年、1913年に初代・野中増次郎(のなかますじろう)が開湯した「雌阿寒温泉」が109年を経た今もこんこんと湯を湧かせ、秘湯として訪れるものを癒し続けている。
足寄町の上利別に住んでいた増次郎は、アイヌの住民から「羆や鹿が傷を癒していた湯がある」と伝え聞き、未開の山奥に分け入って温泉を確認すると、大正8年、1919年に「野中温泉」を開業した。(※)
「野中」の名前は、「雌阿寒温泉」の歴史そのものである。だからここは皆に「雌阿寒温泉」よりも「野中温泉」と呼ばれているのだ。
※ 野中温泉開業については諸説あるが、ここは「足寄百年史」より引用
そして、野中温泉は、2代目 正造(まさぞう)氏、3代目 信郎(のぶお)氏、現在4代目の祐子(ゆうこ)氏と続く。
2019年に113歳で大往生した正造氏は、
当時の世界最高齢の男性として有名。Wikipediaにも掲載されています。
温泉にゃんこ&わんこ、思い出の写真









最新情報はFacebook野中温泉ページをチェック
1月29日に4代目 祐子さんの投稿がありました。
この度は、皆様に大変ご心配をお掛け致しました 本当に本当に申し訳ございませんでした あっという間の一週間でした 人生の中でこの様なことが起き、心と身体がどこにあるのか分からない様な・・・そんな日々を過ごしております その様な中、皆様の優しい...
Posted by 山の宿 野中温泉 on Tuesday, January 28, 2025
この度は、皆様に大変ご心配をお掛け致しました
本当に本当に申し訳ございませんでした
あっという間の一週間でした
人生の中でこの様なことが起き、心と身体がどこにあるのか分からない様な・・・そんな日々を過ごしております
その様な中、皆様の優しい労りの言葉、野中温泉への想い、愛を知り、改めて前を向かなくてはと思いました
今迄4代に渡り培った余りにも大きなものを失ってしまいました
けど、私達は元気です、何でも出来ます
歩みは遅いかもしれません、力不足かもしれませんが
少しづつ進んで行けたらと考えております
形は少し変わるとおもいますが、今迄どおりの私達のスタイルで頑張って行きます!!
まずは片付けから・・・
今後、皆様にはこの場を借り、
様々なお手伝いをお願いする事も有ると思います
お力添えの程、何卒宜しくお願い申し上げます
山の宿 野中温泉 野中祐子
P.S.
未だ、どぅ太が見つかっておりません
認めたくはありませんが、難しいかもしれません・・・
ごめんなさい
YouTubeでは温泉ねこ達のショート動画配信中
YouTubeショートでは、
猫たちの避難生活の様子を発信しはじまりました。
野中温泉ファンは要チェック
今後の再建に期待
クラウドファンディングでも寄付でも、全国の野中温泉ファンからお金も人手も集めての再建を心から願っています。
また雌阿寒岳の下山後に、最高の温泉に浸かりたい!
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