【山形県白川湖】幻想的な風景を湖上で味わう!最高の水没林カヌー体験
今年の4月は、山形県白川湖を2度訪れました。
白川湖には、4月から5月にかけてのわずか1ヶ月ほどしか見ることができない水没林があります。その写真撮影のために訪れました。
水没林は、水没していない公園の陸地からも撮影ができますが、構図が限定的になってしまうのが惜しい。そのため、私は「いいでカヌークラブ」提供のカヌーに乗りながら撮影を決行。写真の撮れ高も体験も大変素晴らしいものになりました。ぜひ白川湖のカヌー体験をおすすめしたい。
白川湖の場所
白川湖は山形県西置賜郡飯豊町にあるダム湖
山間部に位置するため車で向かいます。
私は東京駅から山形新幹線「つばさ」に乗車し山形駅へ、そこからタイムズカーシェアで訪れました。白川湖目的のみなら手前の米沢駅からの方が近いです。
主なアクセス方法:自動車
JR米沢駅から車で45分
JR山形駅から車で1時間15分
水没林の魅力
春の訪れとともに水没する木々が作り出す幻想的な風景
白川湖周辺の山々から流れ込む春の雪解け水により一時的に陸地が水没し、湖面に木々の姿が映る幻想的な風景が広がります。その光景はまるで別世界のような美しさで、訪れる人々を魅了する。
春の新緑と青く澄んだ湖面が織りなすコントラストも見事で、まるで絵画のような風景が広がっています。月日と共に徐々に深まる新緑のシロヤナギの変化が、その風景をより一層引き立ててくれます。
水没林は、季節限定のめずらしい自然現象を目の当たりにできる貴重な機会でもあります。他の地域ではなかなか目にすることのできない水没林は、訪れる価値のあるスポットとして徐々に口コミで広まっています。
この4月だけでもTV番組「林修のニッポンドリル」「世界まる見え!テレビ特捜部」で取り上げられていました。今後益々人気になっていくでしょう。
湖面に映る木々の姿が織りなす風景のアート
水没林が作り出す風景はまさに自然のアート。風が吹くたびに湖面に映る木々の姿が揺れ動き、静かながらも息を呑むような美しさを醸し出します。無風な凪の湖面に広がる水鏡のように反射する水没林の幻想的な光景は、まるで非現実的な物語の世界のよう。
カヌーの魅力
水面に近い視点から水没林を間近に楽しめる絶好のアクティビティ
白川湖では、春の水没林をより身近に感じられる「いいでカヌークラブ」によるカヌー体験が提供されています。
水面に近い視点から見る水没林は、まるで湖面に浮かぶ森のようで、陸地からの視点では味わえない迫力があります。カヌーを漕ぎ進めるごとに変化する景色も、格別な癒しの時間です。
湖面を漂う静かな時間と、自然と一体になる感覚を味わえる
カヌーに乗り湖面で過ごす穏やかな時間が、より自然と一体になる感覚を与えてくれます。日常の喧騒から離れ、湖面を静かに漂いながら、水没林や周囲の山々を眺め自然の音や景観を堪能することで安らぎを感じます。
ガイドさんと一緒に、湖上でただただぼ〜っと水没林を眺める時間は何物にも代えがたい贅沢な静寂の時間でした。
この感覚をぜひ味わってみて欲しい。
初心者から上級者まで楽しめる、幅広い年齢層に対応したアクティビティ
白川湖は小さなダム湖なので大きな波も立ちません。ここでのカヌー体験は初心者から上級者まで楽しむことができ、家族連れや友人同士、カップルなど、幅広い年齢層が楽しめるアクティビティとして人気があります。
私が滞在中もご夫婦やペット(犬)連れの方、老若男女の様々な方が、北は北海道、南は九州といった全国からカヌー体験に訪れていました。
早朝プレミアムプランが最もおすすめ
カヌー体験の実施時間はいくつかありますが、
最もおすすめなのが早朝5時からのプレミアムプラン
薄暗い早朝から湖上に出て感じる静寂と水の音、鳥たちの囀り、空気。どれをとっても代えがたい贅沢な自然を感じる時間。
白川湖は山間部に位置するため太陽が顔を出すのが日の出より少し遅いのですが、湖上で迎える山間部からの日の出鑑賞は格別の体験です。
アウトドアガイドの価値
今回、私はいいでカヌークラブの方々に大変お世話になりました。その土地の良さを熟知しているアウトドアガイドのスキルは貴重。
観光地でのアウトドアアクティビティは、自然と触れ合いながらリフレッシュできる素晴らしい経験ですが、その魅力を最大限に引き出すためには、アウトドアガイドの役割が非常に重要です。
ガイドがいることでより安全にアクティビティを堪能できると共に、その土地や自然についてより解像度を上げることができます。
仕事柄、各地のガイドにサポートや案内をしていただくことがあり、その都度、ガイドの価値に気付くことができるようになりました。
私も若い頃は、ガイドを依頼するという考えも金銭的余裕もなく、ガイドの素晴らしさや価値を理解できていませんでしたが、
ガイドの価値を理解できるようになったというのも年齢を重ねてきて良かったと思える「考え方の変化」の一つです。
いいでカヌークラブ
代表の堀江さんは、飯豊町にUターンし、レストランなど別事業の経営者でありながら白川湖をはじめ山形の自然を活かすべく観光地域づくり法人(DMO)やまがたアルカディア観光局の一員として活動しています。
堀江さんご自身もガイドとして現場に出ていますし、共に活躍するガイドの方々(JUNJIさん、NORIKOさん)も素敵な方々ばかりで、私はすっかりファンになってしまいました。
Webからのカヌー予約はこちらから
ホームページホームはこちらから
現在、TVの影響もあってか問い合わせが殺到しているそうです。
なるべくメールで問い合わせするようにしましょう。
メール canoe@hacinc.jp
TEL 050-5832-7512 (※折返しは20時以降になる可能性あり)
※私は撮影のため、上記の通常料金の他に追加オプションをお支払いしカヌーの操舵をガイドに一任しています。ガイドに操舵をお任せするのも、自身で漕ぐのもそれぞれの素晴らしさがあります。撮影に集中したい方は直接いいでカヌークラブにご相談ください。
白川温泉 いいで白川荘
白川湖には温泉やオートキャンプ場もあります。
カヌー体験後の温泉はぜひおすすめ。
湯上がりは名物「どぶろくソフトクリーム(350円)」をどうぞ。
日帰り温泉450円
まとめ
春の白川湖でしか味わえない
水没林とカヌーを楽しむ素晴らしい時間
水没林とカヌー体験は、自然が生み出す美しさを堪能できる素晴らしい機会であり、春の訪れと共に一度訪れたら忘れられない魅力に包まれる場所です。
水没林の幻想的な風景と、カヌーを通じて自然と一体になれる体験は、心身ともにリフレッシュすることができます。この時期限定の魅力をぜひ体感しに白川湖へ足を運んでみてくださいね。
フォトギャラリー(超厳選28枚)
15日の期間をあけて2度の訪問。その期間だけで木々の新緑も深まり、日の出も早くなり、全然違った景色を味わうことができました。
光や木々、水面の様子に着目しながら
ぜひ見比べてみてくださいね。
4月10日5時の回 プレミアムカヌー
4月10日 8時の回
4月25日 番外編 午前3時
4月25日 5時の回 プレミアムカヌー
4月25日 8時の回
撮影小話
10日の撮影カヌーで水没林に魅了され味を占めた私は、どうしても新緑が深まった時期の水没林も撮りたくなり、、25日の撮影は連日天気予報をチェックしていた中で天候と風速が「今しかない」と思い、終電の新幹線で山形へ向かい翌日午後には帰るという弾丸撮影でした。疲れましたが、今シーズン最高レベルのコンディションの中で撮影ができ、行った甲斐がありました。大満足。
写真愛好家や写真家の方々も、せっかく白川湖に撮影に来るならぜひカヌー乗ってこうぜ大満足するから!!という気持ちです。笑
撮れ高もカヌー体験も最高です。何より他に撮影者がいないので、場所取りも何も他人を気にする必要がない。これも最高。
私の写真や文章から少しでもこの場所の魅力が伝わったなら幸いです。
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