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小笠原諸島・父島を訪れて。

2021年11月26日 ~ 12月1日まで小笠原諸島・父島へ仕事で行ってきました。

小笠原諸島はアクセス手段が船路しかなく、なんと船で24時間かかります。
東京の竹芝客船ターミナルからおがさわら丸に乗り出航し、翌日に到着です。

本記事では小笠原諸島・父島で訪れた場所やお店を主に写真で紹介します。

父島はレンタカー1台あれば気軽に周遊できる規模感です。アクティブな方ならレンタサイクルでも楽しめるのではないでしょうか。

登山などはガイド同伴が必要なエリアもあるため確認が必要です。観光マップが配布されているので観光案内所「B-しっぷ」など訪れることをおすすめします。

全てではないですが今回の取材撮影の記事は現在発売のディスカバージャパン2月号にも島特集で掲載されています。


コーヒーツアー in Nose's FarmGarden

取材でコーヒー農園 Nose's FarmGarden を訪れました。仕事ではありますがコーヒーについて学べる機会を頂けてたので興味津々でコーヒーの木のことから生のコーヒーの実、実際に淹れるところまで体験できて良かった。

この体験以降、自宅で豆から挽いて飲むようになりました。笑

コーヒーの木1本から約3kgのコーヒーの実が収穫され、
私達が飲む焙煎したコーヒー豆はたった400g程度しか採れないそうです。
何気なく飲んでいる珈琲が実はとても貴重ということを学べました。
つまり小笠原諸島のような限られた土地の珈琲農園の豆は大変希少価値が高いんですね。とても有意義な時間を過ごせました。

Nose's FarmGarden
コーヒーの木
コーヒーの木になる珈琲の実
上:生のコーヒー豆、ミューシレージ(粘液)に包まれている
下:コーヒーの実の皮
ロースト具合で風味が変わるチャート
瓶に実をいれて棒で叩くと皮が剥がれる原始的な方法
乾燥した珈琲豆
専用の焙煎器にいれてコンロで煎る
良い感じにローストできました
定番のハリオのコーヒーミルで挽きます
煎り立て挽き立て
2グループそれぞれでロースト具合が異なるので飲み比べ。
新鮮な豆はガスを多く含んでいてお湯を注ぐを膨らみます。
飲み比べ。


瀬堀養蜂園

西洋ミツバチが小笠原固有種の花々や、木の樹液を集めて作られたこれまた貴重な蜂蜜。その取材と撮影で瀬堀氏の経営する瀬堀養蜂園へ。
小笠原諸島の住所にはなんと番地がなく、人伝に場所を聴いて養蜂園を訪れました。

巣箱の様子
曇りの日は気が立っているらしく、より攻撃的なミツバチ
板をとって見せてくれた瀬堀氏
まるでメープルシロップのような蜂蜜。島でも市場に並ぶとすぐに売り切れてしまいます。
完全にネタですが、
防護服着ていたのに関わらず右手を3ヶ所、顎を1ヶ所ミツバチに刺されました。
養蜂園ですぐ塗り薬のステロイド剤をつけましたが腫れは止まらず、
腫れは3日目がピークでした。写真は両手比較の図。

東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ(要ガイド同伴

固有種のアカガシラカラスバトや固有植物を保護するエリアを訪れました。

目の前に現れてくれたのに固有種と分かっておらず、撮り逃してしまいました。。
外来種を持ち込まないよう入り口で服や靴を掃除します。徹底したルール
太平洋戦争時代の電柱の跡

長崎展望台

美しきボニンブルー

初寝浦展望台

特徴的な形状の地形

傘山山頂(要ガイド同伴

道路沿いからすぐ急登な登山道を数分登ると見える景色

山頂からの眺め
反対側の空はスコールに西日が差し込みダブルレインボー

旭山展望台

唯一登山らしいことをした眺め。

傘山の展望も良かったですがこちらも絶景

大神山神社

天照大神を祀った神社で島のシンボル。町から散歩コースにぴったり。

神社そのものはこじんまりしていますが、展望台まで登るとあたりを一望できます。
戦争時代の弾創がすごい

味わったお店

曼荼羅COFFEE

養蜂園の帰りにテイクアウトコーヒーをいただきました。父島に行ったらぜひとおすすめされたコーヒーショップです。

寿司と割烹 丸丈

小笠原諸島ではなんと亀を食べることができます。昔からの習慣、文化として特別に年間定められた数だけ漁をして良いとのこと。島の伝統的な郷土料理なのです。おすすめされた割烹「丸丈」で亀を食べてみました。

メニュー
亀のからがげと刺身を頂きました。
淡泊な味といいますか、刺身は馬刺しのような食感でした。
島寿司は刺身の醤油漬けで握る郷土料理

チャーリーブラウン

宿ちどりの隣のレストラン。大変混雑していてなかなか料理が出てこないのが残念でしたが美味しかったです。空いている時間行くのが吉。

カルパッチョ
ハンバーグ

居酒屋 CHARA

チャーリーブラウンの姉妹店。とても美味しいです。おすすめ。

新鮮な刺身盛り合わせ
島レモンタワーサワーとピザ
外観

お土産におすすめのJA(農協)

メインストリートにもお土産屋さんはありますが、個人的にはJAがおすすめです。

外観
調味料や蜂蜜など色々
フルーツも

お世話になった宿「ちどり」

宿泊客が多いらしくなかなか宿が取れないところで、ちどりの家族向けの平屋に滞在中お世話になりました。1人には広すぎではありますが、大変快適でした。対応してくれた女将さんがとても親切でした。

リビング
二段ベッド2つにシングルベッド2つ。
外観

帰り船出。総出の見送りが胸に響く。

6日間サイクルで船が出入りする父島。いよいよ帰りの船出の時。
島民の方々総出の見送りの光景が胸に響きました。

港に集まる見送りの島民の方々
船出の時に、いただいた花の首飾りを海へ投げる習わし
ずっと手を振ってくれている
あちこちで手を振る人々を
何隻もの船が見送りのエールを送ってくれる

念願叶って訪れることができた小笠原諸島・父島、日本最果ての島だけあり独特の気候や自然が満喫できます。魅了された人が移住する気持ちも分かる気がしました。ぜひまたシーズン中に訪れてみたい。


今月発売のディスカバージャパン2月号にも東京都の島特集の一部で掲載されているのでぜひお手に取ってみてくださいね。
父島以外にも母島、八丈島、三宅島、神津島が紹介されています。(※私の担当は父島のみです)


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