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これからの人に向けて #山の日 に登山を始めた1年の振り返る。

昨年2019年8月から本格的に登山に挑戦を始め
今月で1年を迎えました。
マイペースながら色々な山を楽しめました。

記録的なメモと1年登山をしてみて思ったことを書きます。

1年の活動記録

2019
8.26 / 1座 谷川岳
9.6 / 2座 二丈岳
9.9 / 二丈岳
9.19 /  3,4座 久住山、星生山
9.25 / 二丈岳
9.26 / 5,6座 阿蘇 杵島岳・烏帽子岳 
10.23 / 7座 金峰山 (未登頂
10.24 / 8座 瑞牆山
10.28  /  9座 雨飾山
11.17 / 10,11座 鶴寝山・大マテイ山

2020
2.11 / 12座 鉢伏山 (未登頂
2.13,14 / 13座 西穂高岳(未登頂
3.19 / 14座 旭岳
6.20 / 15座 吾妻小富士
7.20 / 16,17,18座 栗生岳、宮之浦岳、永田岳(7.19-22 屋久島縦走)
※屋久島はこの時期に申し訳ありませんが仕事込みで渡航してます

登山日数:19日
訪れた山:18座
登頂した山:15座

※記録をつける前に、厳密には安達太良山や富士山、高尾山を登ってますが2019年より前の年はノーカウントにしてます。

デビュー戦を谷川岳にしたのは、初心者にはきつめの山で振り返るとハードだったなと思います。ですが谷川岳を経験したことで後の登山が基本的には楽に思えるようになりました。

基本的にソロ登山が主となりますが、ところどころでご一緒させて頂いた方には体力もないわ撮影で遅いわで、御迷惑にならないかと常にひやひや。とはいえ、皆事前に撮影登山をご理解頂いてる方でしたので撮影に集中できました。良い写真も撮れて改めて感謝申し上げます。

特にRedsugarさんには、同世代でありつつ登山の先輩としていくつか山をご一緒させて頂いて大変お世話になっています。ブログ読み応えあるので興味ある方はぜひ↓

風景写真の幅を拡張した1年

登山を始めたことで、私の風景写真の中に山の風景が加わりました。元々山を拒む要素もなく、新しい挑戦として登山を始めてみて基本的に良いことしかありませんでした。始めて本当に良かったと感じています。

撮影機材の選定が悩ましいですが、筋力・体力がないうちは無理に機材を持つのはやめましょう。撮影しながらの登山はそれでさえコースタイムをオーバーしますし、それ以上に超荷重は登山のコースタイムの遅延に大きく影響します。

社会のノイズから解放される時間

元々、緑が好きなので多くの自然を見ながら登っていくのが楽しい。
一歩一歩前進し目標を達成していく登山という行為は、精神的にも自己肯定力が高まり、素晴らしいのではないでしょうか。

都心部でずっと働いていると圧倒的に自然に触れる機会が少ないのと電子機器ばかり触っているので、登山中はほとんどそういった物から手を離して自然と向き合う時間を作ることができるのが尊いです。

無心になって自然を楽しむ時間はプライスレス

1年で購入した登山用品の金額

本格的に登山を始めるにあたって、足下から頭のてっぺんまで用具はほぼ1から揃えました。買った物は全てGoogleスプレッドシートにまとめています。登山は用具も消耗しますし、用具だけで無く遠征費も毎回出費が嵩みます。写真よりもお金がかかる趣味ではないか、、、と思いながらも片足を突っ込んでしまいました。
ちなみに登山服やザック、用具など一式
夏・冬両方揃えておよそ35万円前後になりました。
写真家用途のものも買っているのであくまで参考まで。

身につける物の9割はfinetrackを愛用しています。
下着から高性能で素晴らしい。大変お世話になっています。

ちなみに1番高価だった買い物は

ネパールEVOGTX ¥75,350
基本的に登山靴は超重要ということで、予算オーバーしながら買いましたが後悔はありません。次いで高価なものも登山靴 SIRIO P.F.431(+スーパーフィート中敷き)¥37,908 こちらは夏用の登山靴です。1番お世話になっている靴。

基本的に足下にお金かけるの超重要。
ネパールEVOGTXについては別途noteに書いています。

山で食べるご飯と、下山後の温泉は最高。

私はバーナー購入が遅かったのもあり冬から山ごはんデビュー
火を使ったご飯は最高というのを知りました。

昨年9月に登山アプリYAMAPの方々と熊本県阿蘇市の草千里ケ浜に訪れた際に、その場で淹れる珈琲を一杯頂いた時も感動しました。お気に入りの珈琲や紅茶で一杯、至福の時を嗜みたい。

あとは、山小屋の食堂で食べるらーめんが神がかってました。
西穂山荘のらーめん最高でした。

そして下山後に入る温泉。
登山毎に現地の秘湯名湯いろいろ楽しんでいます。登山者はその性質上、一般人があまり立ち入らないような秘湯にも行きやすいというのを少しずつ理解してきました。極上のUXここに極まれり!!という気持ちです。もはや下山後の温泉のために登山をしているのではないかという気持ちにさえなります。そして何より汗を流し身を清めるというのはマナー的な部分もありますね。

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秘湯を守る会の温泉もいくつか巡っていますが、
大分県九重の喜安屋の温泉が最高でした。

安心の登山記録アプリ YAMAP ヤマップ

登山と共にあるWebサービス、それがYAMAPです。
登山されてる方はかなりのユーザーが使っているのでは。このアプリには「みまもり機能」があり、事前に登録した相手に登山の開始から終わりまでの途中経過を通知してくれます。これで私は妻に登山の様子を報告しています。もちろん写真など別途LINEで送ったりもしますが、遭難等のもしもの時の為に重要な役割を果たしてくれます。実際にみまもり機能から救助に繋がった事例も出てきています。

その他、すれ違い通信で他のYAMAPユーザーと位置情報の交換をしたり、GPSを使った位置情報のトラッキングで登山記録をつけたりと大活躍しています。1日単位の山岳保険もYAMAPで用意がありますし、私も加入してお世話になっています。

私も基本的にYAMAPに登山記録を大量の写真と共に公開していますのでぜひフォローよろしくです。

登山届けはWebでコンパスを利用

登山届けは基本現地で書くか、事前に出せる場合はWebサービスのコンパスから申請しています。この辺YAMAPでも近年の内にカバーできるようになれば最高。

怪我を予防するには長袖、タイツ、手袋が超大事

タイツはMIZUNO BG9000、長袖や手袋はfinetrackのものを使っていますが布1枚挟むだけでかなり怪我を軽減する事ができます。

これまで登山中に打撲や怪我を経験していますが、これを着ていなかったら転倒で肉がえぐれていたであろうシーンがいくつもありました。うっかりバランスを崩して手をつく時などもグローブをしているだけで手を守れます。

そもそも転倒しないように歩けという話ではあるのですが、この辺はまだまだ未熟だなと感じています。転倒しないように細心の注意を払う、をもっと意識しないといけません。

長引く怪我に要注意

昨年10月末の雨飾山登山の際に、山行中はアドレナリンが出ていて気が付かなかったのですが右脚に強烈な打撲傷を負っていました。滑って転んだ際に岩にでもぶつけたのでしょう。
これが数ヶ月にかけて治らず、その後の鶴寝山・大マテイ山登山は途中から脚が痛くなり下山時には脚を引きずっているような状態に。翌年2月の鉢伏山の途中ギブアップにも繋がりました。
10ヶ月経過した現在でも打撲の箇所は、身体がその状態を正常と誤認した状態で触ると少し盛り上がった状態のままです。押しても痛くなくなり山行に支障をきたさないレベルに治ったのは救いですが、登山をするようになりより身体の健康に意識を置くようになりました。

無理は禁物、暗闇登山の恐怖。雨天もリスク。

これまで何度か日没後の夜、日の出前の登山を経験していますが、経験者の方々が仰るように遭難や怪我のリスクが大幅に上がるので暗い中の移動は極力しないように心がけましょう。

本来であれば日没前に下山もしくは山小屋に到着するべきですが、体力が尽きて日没前に山小屋に到着出来ず。やむを得ず一度ビバークを経験しました。
ビバークとは、登山やキャンプにおいて緊急的に野宿する事をいいます。

無理して暗闇の中、アップダウンの激しい登山道を歩き山小屋に向かう方が命の危険があります。天気にも恵まれ安全な場所で夜を明かし、元気に翌日行動開始ができ、賢明な判断でした。

加えて、雨もこわいです。これまで2回登山中の雨に遭遇していますが、荷物が濡れて重くなり、体力も消耗。視界もわるくなり、体温も奪われますし、電化製品は故障のリスクがあるしで出来れば遭遇したくないと心底思いました。辛かった思い出しか無い。(2回共荷物が重い時でなおきつかった)

無理をしない、決断を誤らない事が、山では最も重要です。

この1年の経験を糧に今後も命を大事に登山します。

特に、アウトドアやアドベンチャーの類いは何事も本人の経験に優る物はありません。数年前に私が90日間の冬のフィンランドで経験してきたアウトドアの経験があって良かったと過去の経験が今の私を支えてくれています。

この1年の登山体験も含めてより肉体的にも精神的にも多少タフになったなと思いますが、帰りを待つ可愛い妻のためにも慢心せず一歩一歩無理せずに、今後も山の風景写真を撮って参ります。

最後に写真家らしく訪れた18座から1枚ずつ
お気に入りの作品を紹介して終わります。

1.谷川岳(群馬・新潟)

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2.二丈岳(福岡)

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3.久住山(大分)

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4.星生山(大分)

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5.杵島岳(熊本)

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6.烏帽子岳(熊本)

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7.金峰山(山梨・長野)

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8.瑞牆山(山梨)

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9.雨飾山(長野・新潟)

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10.鶴寝山(山梨)

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11.大マテイ山(山梨)

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12.鉢伏山(長野)

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13.西穂高岳(長野・岐阜)

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14.旭岳(北海道)

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15.吾妻小富士(福島)

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16.栗生岳(鹿児島)

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17.宮之浦岳(鹿児島)

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18.永田岳(鹿児島)

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使っている用具や機材のまとめは下記。


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横田 裕市 / 写真家
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