秋の京都へ +SONYα7RIIIレビュー
11月半ば、2年ぶりに京都へ行ってきました。
元々は先の予定に、大阪のツアー会社STW様でフィンランドトーク&オーロラ写真教室があったわけです。こちらも大盛況。
このイベント自体が夜だったので、
早朝に東京を出発し翌日とあわせて2日間京都を撮り歩きました。
京都の撮影スポット紹介という意味で
この記事とは別でもう1本書こうと思っています。
SONYのミラーレス一眼最新機種のα7RIII
一般発売が11/25だった中、作例撮影ということで
一足先に使用させて頂きました。
ボディのフォルムは最新のα9から引き継いだデザイン
RIIを使ってきた自分にもすぐに馴染みました。
京都は朝の瑠璃光院に始まり、南下するように撮り歩きました。
RIIIは、RIIに比べてよりシャドウ〜ハイライトにかけての色彩表現力が上がっているように思います。
RIIから進化した圧倒的に快適な操作性
基本的にはα9に搭載された機能を色濃く反映しています。
バージョンアップした内容は多くありますが個人的に良かった点を列挙します。
α9から継承した無音無振動の連続撮影
無音・無振動の電子シャッターを用いたサイレント撮影
RIIではサイレント撮影は1枚ずつしかできなかったのですが、RIIIでは秒10コマ連写でそれが可能となっています。
これまでのいわゆる一眼レフと比べると明らかなのですが、シャッターを切った際のシャッターショックが無音・無振動によってありません。
高解像度になるほど、高精細な絵を求めるほど、ブレは天敵なのでミラーレス一眼のこの進化は素晴らしいと感じています。
ジョイスティック+タッチパネル
この2つが搭載されたことでRIIよりも直感的にフォーカスを合わせる事ができるようになりました。ファインダーを覗きながら背面ディスプレイを親指でなぞると思うようにすぐフォーカスセットができます。
ジョイスティックでももちろん操作できるのですが突起が小さく、汗ばんだ指の腹では滑って操作しにくいかもしれないと感じました。
タテ・ヨコそれぞれでフォーカス位置を記憶
これまではカメラの向きを変える度にフォーカスポイントも変更しなければならなかったのですが、タテ撮り・ヨコ撮りそれぞれでフォーカスポイントを記憶してくれ、構えてから撮るまで時短できるようになりました。
ポートレートに最適なAF追従・瞳AF
新AFアルゴリズム4Dフォーカス搭載でAFがぬるぬる合います。
ポートレート撮影時の瞳への合焦も追従性能が向上しています。
暗所でも高精度なAF。
連写スピードに対応した処理能力。そしてストレスレス
RIIの時はRAW撮影で連写した際にすぐ書込み待ちでスタックしてしまう症状がストレスだったのですが、RIIIは本体のバッファも増え、デュアルスロットになりUHS-II規格に対応しストレスレスで快適な連写撮影が可能です。
1日撮り歩ける、バッテリーの圧倒的改善
京都を散策する際に、α9と同様の新バッテリーになったとはいえ容量が心配だったのですが、結果として1日撮り歩いてもバッテリー1つで足りました。
ミラーレスで弱点といわれていたバッテリーの持ちがここまで改善されたのは非常に大きい進化だと感じました。
静物撮影に絶大な威力を発揮するピクセルシフト撮影
こちらはデモンストレーションで見た感想ですが、質感描写が凄まじいことになっています。美術品のアーカイブ撮影等にはもってこいの機能ではないでしょうか。
イメージセンサーを正確に1画素分ずつずらして4枚の画像を撮影し、4枚分(約1億6960万画素分)の膨大な情報から、解像感に優れた1枚の画像を生成する
α7RIIIは高解像度になったα9のよう
対動体撮影に特化した秒20コマ連写のα9は2,420万画素
対してα7RIIIは秒10コマ連写で4,240万画素
連射性能が半分になった分、画素数が倍という仕様。
α9よりも高次元な域でのオールラウンダーなモデルにα7RIIIは仕上がっているように思います。
自分の周りでもα7RIIを売りに出してRIIIに乗り換えたカメラマンが多い印象を受けます。自分も当初は同じように乗り換えるつもりだったのですが、RIIをこれで手放すのはあまりにも惜しいと思い、RIIIを購入すべくより稼ごうと思っているところでございます笑
これだけの高性能で約37万円。。お買い得すぎる。
セミナーでもよくお話させていただくのですが、これからどんどんミラーレス一眼が進化していく中で今が一番おもしろい時代だと感じています。
自分は快適に良い写真が撮れれば、カメラには特にこだわりはないのですが
撮影中の操作性が快適なのでSONYのαを使っています。
フルサイズ一眼
入門機にはα7II
狙い目に値が下がったα7RII
真打ちはα7RIII
SONYのラインナップだとこんな感じでしょうか。
ぜひ気になられた方はお店で手にとってみてくださいね。
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