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取材写真をテーマにセミナー講師をしました。

2024年5月18日は午前中からオンライン授業で講演。

伝える写真術、取材写真をテーマにお話しました。

POOLOとは?

POOLO(ポーロ)は、旅メディアを手掛ける株式会社TABIPPOが手掛ける旅を主軸とした人材「ニューノーマルトラベラー」育成事業です。いくつかのコースがあり、私は今回「POOLO JOB」というコースで写真撮影パートの講師を担当しました。

取材写真の役割や意義は何かを明文化する

(私が知らないだけかもしれませんが)意外とこういった部分をしっかり言語化・明文化したセミナーは少ないのでは?と思いながら「取材写真撮影」の仕事を紐解きセミナーでお話しました。

受講生は今後地域取材撮影のワークを実践するとのことで、ぜひ今回の内容を活かしていただければと思います。

仕事におけるスマホカメラ。カメラとしての微妙な立ち位置

ミラーレス一眼や一眼レフなどを所有していない受講生も多く、スマートフォンのカメラだけでは仕事は難しいかという質問は、回答に悩みました。

光の条件さえ、よほどの悪環境でなければ
現行機種スマートフォンのカメラ性能ならばWebメディアに掲載する程度の解像度なら十分間に合うと感じています。

実際仕事の納品でスマートフォン撮影の写真を納品する機会も年々増えています。(もちろん写真の品質が向上してきているからというのもあります)

ただ、上記のように使用用途が限定されてしまうのが現状のため、やはり形としてもカメラはまだまだ必要というのが現時点の回答です。

現状は正直、まだまだ格好として見栄えの問題が大きい

クライアント側からすれば、撮影に来たカメラマンがスマートフォンで撮り出した場合、「カメラはそれなの?」とまだまだ疑問にもたれてしまう場面が多いのが現状。

これはミラーレスが登場した初期にも同じ現象が起きました。撮影の仕事でミラーレスは不可とするケースもあったのです。会社によっては未だにミラーレスはNG,一眼レフのみOKとするといったところも存在するようですが、時代錯誤ですね。(私自身はそんなクライアントに遭遇したことはありませんが)

いくらスマートフォンのカメラ性能が上がってきたとはいえ、まだまだこの認識は変えられないのではないか。マイクロフォーサーズやAPS-Cサイズでも格好として「カメラ」であるものは、まだまだ必要というのが私見です。

自身の振り返りにもなる良い機会

撮影にも様々なジャンルがありますが、取材写真撮影は撮影対象が多岐に渡るのでやり甲斐のある仕事だなと。
今回講師をして私自身にも良い振り返りになりました。

写真家として写真を撮るのが1番ですが、振り返れば講師業も色々なところでしてきました。この経験を通して得た発見は、私は意外と教えることができる・好きということです。

自主企画も含め、今年は「教える」も注力してみようかな。

POOLO運営の皆様、受講生の皆様ありがとうございました。


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横田 裕市
私の記事をここまで御覧頂きありがとうございます。 頂いたご支援は、今後の機材購入費・撮影遠征費に使わせていただきます。