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ブライダル撮影を引き受ける前に。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

「挙式・披露宴を撮影すること」について、
1つのtweetをきっかけに盛り上がっていました。

「写真に知識の無い新郎新婦が、安価で趣味カメラマンに写真を依頼し痛い目を見る」という不定期にSNSでもたびたび出てくる話題です。

散々議論されていますが
「依頼された側が、安易に引き受けてはいけない」
これに尽きます。

ブライダル撮影は写真の総合格闘技

ブライダル撮影は、写真の総合格闘技という言葉もあったり。

ブライダル撮影のプロってめちゃくちゃ写真のスキルあるんですよ。
それだけ厳しい環境下で常に撮影しているからこそ。

挙式・披露宴の撮影ではまず即時判断力、適正な露出などを瞬時に設定する技量が求められます。

即対応できない、それは即ち失敗に繋がる

普段緊迫した時間進行で照明や演出が変化する中での撮影を経験することがないので、経験がないとカメラの設定に四苦八苦している間に、撮るべき瞬間は過ぎてしまいます。進行は待ってはくれない。

強い照明が入って、撮った写真は顔が白飛びしてしまっているとか失敗例。
都度設定を瞬時に変更しながらコンマ一秒の緊迫した中で撮影するのがブライダル。

そんな高難易度の撮影に、突然ただの趣味カメラマンが投じられて撮影出来るのか。否。。。

年間100件近く撮影する専属のブライダルカメラマンは当然ですが、その経験値が違います。会場のこと、進行のことも把握しているお抱えのカメラマンは強いです。
新郎新婦は会場お抱えのブライダル業者に依頼するか、個人のカメラマンに依頼するとしても、ブライダル経験者のカメラマンに依頼すると良いでしょう。

私も20代の頃、ブライダル撮影を受けていた時期があります。ブライダル撮影を受ける前から既にプロとして活動していたので、事前にブライダル撮影の勉強などもしていました。ブライダル撮影に失敗はあってはならないわけで、私も撮影に失敗したことはありません。

事前確認を怠らない

事前の式場での導線の確認、照明の確認、進行プログラムの確認
会場のスタッフに普段の式場カメラマンがどの辺りから撮影するか確認するなど、ブライダル撮影に限ったことではないですが、下準備がとても大事。

私の場合、その人にとっての一生の記念を「撮らせて頂いている」という感謝の気持ちでプレッシャーをもって撮影に臨んでいます。

今ではごく一部の依頼でしかブライダル撮影はしませんが、写真の中でもブライダル撮影もとても誇らしく素晴らしい撮影ジャンルだと思っています。

ブライダル写真は、人生最高潮の幸福が具現化したもの

人生で結婚てものすごく貴重な機会なわけです。

ブライダル写真は、そこに大きな「幸福」が在ります。

その「幸福」を自分が残せることに誇りを持って撮影をしているカメラマンもいるでしょうし、そこに生き甲斐を感じてるからこそブライダル専業で活躍するカメラマンもいるのでしょう。

その人の人生に寄り添う撮影としてブライダルは最たる例ではありますが、

そんな瞬間だからこそ、新郎新婦には素晴らしい写真を残して欲しいし、カメラマンにはしっかりとその瞬間を撮影して欲しい。

ブライダル撮影、自分が撮って良いのか

挙式・披露宴の撮影を頼まれるということは、とても誇らしい事かもしれませんが、自分がその瞬間を撮影出来る腕を持つカメラマンなのか、その責任・プレッシャーを受け入れて撮影に臨めるのか。

新郎新婦に返事をする前に、しっかり考えてから返事をして欲しいものです。

世の新郎新婦に、素敵な写真が沢山残る世界に幸あれ。

ブライダルカメラマンのマネクリ吉沢氏のnoteも一見の価値あり。
この機会に是非。


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横田 裕市
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