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横田裕市写真展「フィンランド 冬の光」展示作品紹介

フィンランド 冬の光

フィンランド北部に位置するラップランド地方。
そこは、壮大な自然が広がり、美しい光が溢れる幻想的な銀世界だった。
2015年12月から3ヶ月間、
6ヶ国の仲間と共に冬のラップランドを冒険してきた。

各地を転々としながら、オーロラハンティング、犬ぞり、雪山登山、アイスクライミング、スノーシューイングなど、数々のアクティビティをこなす旅。

突如として頭上に出現する凄まじいオーロラや、駆け抜ける犬ぞりの上から眺 めた風景、空の表情の変化に魅了され、夢中でシャッターを切った。
氷点下の澄んだ空気の中だからこそ出会うことのできた自然の色彩、火のあ たたかさ、オーロラの光は、今でも忘れられない。

この旅路の中で撮影してきた数々の作品の中でも、今回はフィンランドの 冬を象徴的に捉えた作品を展示します。 皆様に私の作品を通して、冬のフィンランドの世界が生み出す自然の美しさを感じていただけたら幸いです。

展示作品について

2019年、フィンランドと日本は国交100周年を迎えました。
日本との交流を作品で表現したいと考えた際に、昔ながらの日本の和紙に写真を印刷することを思いつき、1,300年の歴史のある徳島県の阿波紙ブランド・アワガミファクトリー様の竹和紙に作品を印刷しました。
仕上げの作品加工はフレームマン様に依頼しました。

和紙独特の風合いと作風が相まって、まるで絵画のような優しい質感の芸術的な写真作品に仕上がりました。

展示作品紹介

18.スペシャルダンス
今夜はオーロラがダンスをするよと、現地のプロが教えてくれた。 オーロラのダンス、なんと美しい響きだろう。 ■撮影地/ケトメラ(地図6)

1.市街地とオーロラ
ロヴァニエミに到着した最初の夜。さっそく素晴らしいオーロラが旅の 始まりを祝福してくれた。 街の人工的な光と相まって貴重な街中での1枚。 ■撮影地/ロヴァニエミ(地図1)

12.冬の光
フィンランドの冬は極夜という太陽が昇らない日が続く。 澄んだ冬の空気に溶け込む朝の光は格別なものに感じた。 ■撮影地/ヘッタ(地図5)

10.光の翼
夜空を舞台に踊るオーロラの光は、時として幻想的な生き物の一部のよ うな形を見せてくれる。
■撮影地/ケトメラ(地図6)

3.イナリのトナカイ牧場
フィンランド北部では人口よりもトナカイの数の方が多く、人と共存している。 犬ぞりだけでなく、トナカイそりも楽しめる。
■撮影地/イナリ(地図2)

9.月明かりの夜に
雪原をひたすら歩いた1日。夜は山小屋で過ごす。 メンバー全員が寝るスペースはないため、外にテントを張って就寝。 月が綺麗で印象的な夜。
■撮影地/ヘッタ(地図5)

8.冬景色とキャンドル
寒い地方の家は、窓ガラスが二重になっている。 室内から眺める雪景色に映り込むキャンドルもまた、幻想的な光を見せ てくれた。
■撮影地/ムオニオ(地図3)

17.魅惑の夜
オーロラが吹き荒れる特別な夜。 仲間もただその美しさに見とれ、立ち尽くしていた。 ■撮影地/ケトメラ(地図6)

16.アナザースカイ
特別な夜には、いつものとは違うオーロラが紫色に夜空の闇を染めてくれた。 ■撮影地/ケトメラ(地図6)

11.空に舞う光
数時間かけてオーロラが出続ける特別な夜に遭遇。
おびただしい数の光の軌跡をとらえようと無我夢中だった。
■撮影地/ケトメラ(地図6)

 International Photography Awards 2016 Nature 1st Prize
この作品は世界103ヶ国から15,000点以上の応募があった世界的なフォトコンテストipaにてプロフェッショナルの部ネイチャー・シーズン部門にて見事1位を受賞、部門優勝した名誉ある作品になります。

13.光、遥か遠く
リーシトゥントゥリ国立公園の荘厳な樹氷達。 そのシルエットと星空、遠くに広がるオーロラのグラデーションをとらえた。 ■撮影地/ポシオ 、リーシトゥントゥリ国立公園(地図7)

19.凍てついた夕暮れ
トナカイ牧場の見習いとして働かせてもらった1日。 焚き火で暖をとりながら見た空の色が忘れられない。 ■撮影地/ケトメラ(地図6)

22.コロナの光
アイスクライミングを終えた夜。 氷瀑とオーロラの共演を撮るために一人山奥へ向かった。 ちょうどオーロラが広がる真下にいた私の元に、爆発するようなオーロラが降り注いだ。
■撮影地/ポシオ、コロウオマ自然保護区(地図7)

23.山肌を飲み込む光
氷瀑でオーロラが出るのを待機していた時、突如として反対側の山から 現れたオーロラ。
■撮影地/ポシオ、コロウオマ自然保護区(地図7)

21.旅の終わりに
数日かけて走りつづけた大雪原の犬ぞりの旅が終わる。 犬たちに感謝しつつ、そりから眺める夕暮れが一層寂しさを募らせた。 ■撮影地/ヘッタ(地図5)

14.リーシトゥントゥリの夕暮れ
まるで自分たちしかそこに存在していないのではないかと錯覚するほど 広大な雪景色。そこに浮かぶ冬の空に胸を打たれた。
■撮影地/ポシオ 、リーシトゥントゥリ国立公園(地図7)

15.太陽柱
無我夢中で撮っていた当時、 太陽の光が縦に伸びているということに気が付かず。 それが太陽柱という冬の気象現象だと知った際に、また当時の興奮が蘇った。 ■撮影地/ポシオ 、リーシトゥントゥリ国立公園(地図7)

5.神話の夕空
サーリセルカにあるカウニスパーの丘から眺めた夕陽。 その空のグラデーションは私の人生で最も美しい夕焼けの空。
■撮影地/サーリセルカ(地図4)

2.イナリ湖のオーロラ
フィンランドの湖は冬の間、湖上を歩くことができるほど厚く凍っている。 イナリ湖にて頭上を覆い尽くす規模のオーロラに遭遇。 歩きながら構図の良い場所を探す。小さな島の木々が良いアクセントに。
■撮影地/イナリ(地図2)

20.朝日にむかって
ハスキー犬と共に生きる犬ぞりの旅路。 いつかたどり着く光の先へ。朝から晩まで走りつづける。 ■撮影地/ヘッタ(地図5)

7.イナリ湖のほとり
夜空が次第にグリーンの光に染まりだし、それがまるで生き物のように 揺らめき始めた。
■撮影地/イナリ(地図2)

6.天の川と兆し
オーロラガイドの別荘とテントで暖をとりつつ、オーロラが出るのを待つ。 空には満天の星。うっすらとオーロラの光が見え始めた。 ■撮影地/イナリ(地図2)

4.キャンドルの光
冬のラップランドにはいたるところに火の光がある。 火の明かりを見ていると、とても心が落ち着く。 ■撮影地/ムオニオ(地図3)

会場の様子

展示会場で上映した特別編集映像(17分51秒)

全エピソード映像は下記より

横田裕市(よこた ゆういち) プロフィール

1985年生まれ、福島県郡山市出身、東京都世田谷区在住の写真家。
雄大な自然 のスケールを伝える大胆かつ繊細な絵を得意とする。国内外の風景を主に撮影。 ツーリズム関連の各社・自治体のPR広告等を担当。

2015年12月、フィンランド政府観光局・フィンランド航空主催の観光誘致プロ ジェクト「100DAYS OF POLAR NIGHT MAGIC」で世界4,000名から選ばれ、 日本代表として参加。SNSを中心にフィンランドの大自然の素晴らしさをはじめ、 様々な魅力を伝える写真を数多く発信。

2016年7月には、日本とブータンの国交30周年を祝した観光誘致プロジェクトの 日本代表として渡航。同年8月、iPhone写真作品が新しい祝日「山の日」を祝う Appleの広告作品として起用され、独占ライセンス契約を結ぶ。

また、最たる国際写真コンテスト
International Photography Award (IPA) 2016 プロフェッショナルNature部門にて、本展でも展示しているオーロラの作品で部門優勝を果たす。
2017年、18年と国内外のコンテストで受賞多数。
国内外を問わず、その土地の美しい風景そのものや文化・人々の魅力を世界に伝えることを、写真を通して行っている。

展示作品は販売しています

和紙の展示作品は、全て販売しています。
サイズはA0〜A4まで。

売約済の作品もあり、検討頂いていてる方も多数いらっしゃいます。

この機会にぜひご検討ください。

ご連絡頂ければ価格表をお送りします。
どうぞよろしくお願いいたします。



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