見出し画像

【花火撮影】露光間フォーカス花火という楽しみ方。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

今夏は、仕事とプライベート合わせて4つしか花火は撮りに行っていないんですが、いつもと異なる花火撮影を楽しみました。

花火撮影については、
写真家の別所さんが下記のような記事を書いていました。

超望遠花火は、その土地ならではの広域の風景も含めて「風景写真の花火」として完成されていてめっちゃ良いです。

私も淀川の花火で一度チャレンジしてみましたが、なかなかに楽しい。
とはいえ、かなり難しいなというのも感じました。
来年は狙ってどこかバッチリ超望遠で撮影したいと思います。

普通と異なる表現を探す。

単に長時間露光で近場で撮る花火の写真は、正直飽きている部分も大きいので今年はいつもと趣向を変えて撮影に望みました。

ある程度の中距離、近距離から撮られた花火の写真は、基本的に飽和状態でどれも似たり寄ったりなんですよね。

あとは合成して見せるというやり方もありますが、写真を始めてなんだかんだ花火の撮り方を工夫してこなかった自分がいたので、今年はちょっとチャレンジしました。

露光間フォーカスという撮り方。

今回初めて露光間フォーカスという撮影方法で撮影しました。
露光中にピントリングを回すことで幻想的な写真を撮ることができます。

花のように撮れた最もお気に入りな1枚

花火が上がった時にリングを回すタイミング、スピードで撮れる表現が毎回変化します。

意図した露光間フォーカスの絵を撮るのは相当慣れが必要だな感じたのですが、数打てば中には満足行くカットも撮れます。

露光間フォーカス花火は、F値を低くした方がボケが大きくきれいな絵が撮れますが、F値が低い分、露出オーバーで花火が白飛びしがちです。F値を下げて撮る場合はNDフィルターをつけて撮影した方が吉です。

露光間フォーカスにより、ボケが重なった絵で花火により芸術性が加わり、幻想的なオンリーワンの写真を撮ることができます。

撮り方はシンプル。
花火が打ち上がったらシャッターを切り、各々のタイミングでピントリングを回すだけ。(ブレないよう注意)

どんな絵が撮れているのか、後で見るのが楽しくなります。

久しぶりに花火楽しい!ってなりました笑

これ、プライベートだから失敗気にせずやれてますが仕事現場だったらこうはいかないわけです。プロの中には、仕事以外はカメラを触らないという人もいますが、私の場合は公私共に写真が好きで撮ってるのでこういう時間を活かして自分の写真を磨きます。

最近花火会場に行って気付いたのは、カメラ席という三脚が許可された写真撮る人専用の有料席があったりするんですね。(私が知らなかっただけかもしれませんが)
その一角だけ三脚がずらーっと並んでいます。確かに写真撮らない一般観覧客からすれば三脚含め邪魔でしかないですからね。他の席では三脚は禁止。といった会場もありました。
良い絵を撮りたいのはわかりますが、見る側と撮る側双方に障害がなくなるよう、もっと固定の場所にとらわれない撮り方が広がれば良いなと。

別所さんのいう超望遠花火もこれからもっと広がればとも思いますし、今回私が紹介した露光間フォーカスや、あとは写真家の長瀬さんがやっていた手持ち流し花火なんかも楽しいですね。

花火に関しても
スタンダードな撮り方以外にも、もっと写真は自由で良いんだということをもっと伝えていけたらと思います。

今年もまだ秋花火もありますし
ぜひ露光間フォーカス、チャレンジしてみてくださいね。

その他の露光間フォーカス花火の写真はこちらからどうぞ↓


下記有料パート、マガジン読者限定パートとしまして

今回の露光間フォーカスの写真の9割はこの設定で撮ったという設定値を書いておきます。あとは超望遠花火など、花火を撮る時の注意点など。気になる方はどうぞ。


ここから先は

496字
この記事のみ ¥ 280
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

私の記事をここまで御覧頂きありがとうございます。 頂いたご支援は、今後の機材購入費・撮影遠征費に使わせていただきます。