八千代松陰学園・土曜講座にて「写真家のキャリア」について授業講師をしました。
10月28日、千葉県八千代市にある八千代松陰学園にて
中高生向けに写真家のキャリアについて
講師の依頼をいただき、お話しました。
八千代松陰学園では、毎週土曜日に「土曜講座」と題し毎回外部から様々な専門家をお呼びして課外講座を実施しています。
スタートしてから500講座を超えたそうです。
生徒2,000人、教師120名というマンモス校からのお声掛けに、メールを開いた時には驚きました。
キャリアの選択肢のひとつとして、学生の方々へお話できる貴重な機会をいただいたことを光栄に思いながら、お話をさせていただきました。
「SNSで世界と繋がる、現代写真家の生き方」
単なる写真家としてだけでなく
現在のSNSをとりまく環境、SNSを主戦場として活躍するフォトグラファー
、私自身の活動について等、等身大の内容で90分たっぷりお話しました。
もくじだけ紹介すると以下の様な内容です。
資料は全部で112ページ、90分たっぷり。
中高生向けとしていますが、保護者の方も参加される講座だったため
大人でも十分見応えのある内容としました。
スライドでも私の作品を紹介しながらお話しましたが、
さらにフィンランドの写真作品を教室に並べて
ギャラリートークをしました。
写真部の生徒さんからは技術的な内容や、保護者の方からは学生時代の学業や仕事について質問をいただいたり。
授業中に、生徒名簿から生徒さんの名前を呼んで、問いかけをするといったこともしました。(先生からぜひそういったアクションもしてほしいというオファーを受けました)
企業勤め以外の選択肢、写真家という働き方を伝える
私も元々は大学卒業後IT企業に勤めた経歴がありますが、現代の働き方の多様性を示すために、学生のうちから企業勤めの方以外にフリーランスの様々な職種の話を伺う機会というのは、とても有意義なことです。
今回は数ある写真家の一例ではありますが、
これから社会に出る学生の方々に知見をお話できたことは大変光栄でした。
写真家は今後どうなっていくのか
写真家といってもどのジャンル、業界で活躍するかで様々。
今後の仕事のあり方はアクションは大きく異なっていくでしょう。
誰もが手軽にSNSで写真を発信できるようになった昨今、やり方さえハックすれば、インフルエンサーとして影響力を持ちながら作家活動もできます。ですが、これも時代のトレンドがありますので栄枯盛衰です。
近年の新しい文脈でバーチャルフォトについてもお話しましたが、今後ゲームやVRChatをはじめバーチャル空間でのフォトグラファーの時代が着々と根付いてきているように思います。
時代は変わっても、作家が「自分の撮りたいものを撮影する行為」や、「人や企業に求められて撮影するという行為」は根幹として変わらないでしょう。
ご縁あれば引き続き、
講演の機会もお待ちしてます。
90分という時間はあっという間で、
いざ話を終えてみると、ここは省いた方が良かった、もっとこういった話をすれば良かったというような内容の改善点や、プレゼンのわるい癖(話し方や口癖)に気付くなど、反省点も多くありました。
次の機会があれば、よりブラッシュアップして講演に臨みたいものです。
あくまで風景やSNS寄りの写真家の経験に基づく知見の共有ですが
学生向けのこういったキャリア講演も可能です。
自分ももうアラフォーですので、若い世代に伝えたい思いも年月を経て積もってきたものがあります。
全国の教育機関の皆様、私で良ければ講演は対面でもオンラインでも、
ご相談にのりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
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学生は基本的に校舎内でスマートフォン使用が制限されているそうで、こんなに写真映えする校舎があるのに気軽にスマホで写真に残せないなんてなんともったいないことでしょう。
こういったルールももっと柔軟になることを望みます。
2023年は地元福島県の湖南高校に次いで、まさか千葉県の八千代松陰学園でもこういった機会をいただけて本当に嬉しかったです。ご担当いただきたK先生誠にありがとうございました。
また、思いつきで講座当日に写真集を物販アイテムとして持参したところ、
半分近く売れて驚き。参加いただいた学生および保護者の皆様も、ありがとうございました。
私も引き続き精進して参ります。