見出し画像

ポテンシャルの宝庫! 山岳写真の現像講座を受けてきた。

こんばんは、横田裕市(@yokoichi777)です。

今日はフォトグラファー山写(やましゃ)さんの「4Kカラーマネジメントモニタを使用した山岳写真のLightroomRAW現像講習会」に参加してきました。その一部エッセンスと感想をば。

講座は、アウトドアメーカー finetrackさんの原宿にあるfinetrack TOKYO BASE内で開催。

4Kカラーマネジメントモニターは高性能&コスパで有名なBenQさんの提供です。

山岳写真に挑戦するための事前学習も兼ねて

こういった写真の勉強会に参加すること自体、めちゃくちゃ久しぶり。
今回参加枠は抽選だったわけですが、6名の狭き門を抜け参加できました。
遠くからは愛知県や群馬県からお越しの方も!?すごい。。

結論から言うと「これが、参加費無料!?」という
とんでもなく充実した内容でした。

まだまだ登山ビギナークラスの私ですが、山岳写真を自分の中に取り込みたいと思っていた中で今回の講座があり申し込みました。

山写さんの山岳写真技術

山岳写真というのは登山、トレッキングありきで撮るネイチャー写真のジャンルでそこだけに絞ると撮影しつつWebでもちゃんと発信している人材というのはかなり限られているのではと感じています。そこでTwitterで目に止まったのが山写さんだったわけです。

山写さんはnoteでもコンテンツを販売しています。山岳写真技術を詰め込んだnote。これがかなり売れています。(確か600部超えていたような)
詳しくは下記をご覧ください。

私もこのnoteは購入済なんですが、とにかくボリュームとコンテンツ内容が買って良かった。の一言に尽きます。

本日のRAW現像講習会資料

内容としては下記。

1.ウェアとギアを揃える
2.撮影機材
3.撮影機材の携行
4.山岳写真の構図
5.山岳写真の撮影技術
6.山岳写真のライティング技術
7.山岳写真レタッチに必要なモニタ
8.山岳写真に役立つ色彩学
9.色彩学からみる写真の配色
10.トーンと写真の考え方
11.明所と暗所での見え方の違い
12.山岳写真での色彩調和
13.山岳写真のRAW現像

なんという充実具合。
このnoteで13章全部は書けませんのであしからず。

日本の山々が持つポテンシャル

日本の山々って世界的に見ても年間通しての景観美が素晴らしいそうです。ですがまだまだそれを発信するデータ(写真)が少ないんだとか。

これ聴いただけで発信するのに一役買いたくなりました。爆

登山あっての山岳写真

山岳写真を撮るにあたって大事なことが、山岳写真撮影は登山の一部であるということ。登山をないがしろにしては成り立ちません。これを軽視することは命の危険に繋がります。改めて大事なこと。まずは無事に登山ができる知識、体力、準備をしましょう。ということもお勉強。

カラーマネジメントや色のいろいろ

キャリブレーションについてやら色域の違い、ICCプロファイルの設定などのディスプレイの色設定に加えて色について学ぶ。

色彩学は、ここでは山岳写真の、とうたってはいますが学べば全般に活かせる重要な知識です。

配色やトーンが与える印象について学び
各色にはポジティブ・ネガティブの2種類の意味がある事。
(例えば赤なら活動的・情熱的に対して破壊・危険など)

これらが自分のレタッチの方向性を決めるのに役に立ちます。

4Kカラーマネジメントモニター、自宅では使ってないんですよね。旅先でmac book proで現像することも多いですし。個人的にこれまで仕事で困ったことがないというのもあるんですが、優先順位下がってて購入に至ってません。でも使うとやっぱり色やディティールの表現を見てしまうと欲しくなる。。印刷が増えるようになると避けては通れない道。

紫色が高貴というのは日本独特の文化

紫色は、気品あふれる色として日本では扱いますがこれは日本独特だそうです。このようにその国、土地に根付いた色の意味付けがあります。

そういった根本的な文化の違いから、色からヨーロッパ的、US的な写真を作るのは日本人には無理だそうです。確かに分かる。

自然摂理の法則に従った色彩調和を維持すれば人が見て美しいと感じる色味にできる。その色彩調和を崩さないようにするレタッチについて学んだり。

写真に写っているオブジェクトを要素ごとに切り分け、決めたコンセプトにそってレタッチしていく。主題の引き立て方。視線誘導。色の出し方。等。

実際に山写さんが撮影した現像済のRAWデータをいただき、現像のビフォア・アフターを解説付きでなぞりながら現像していくという素晴らしい実践学習。

終盤には参加者のRAWデータを山写さんがレタッチ&解説してくれるという内容。なるほど山写さんだとこの写真をこう見てこうレタッチするのか、といった他のプロの方の意見が聞けて勉強になりました。

下記、山写さんと私の現像した写真の違いです。
ほんと同じRAWでもどういうコンセプトで現像するのか、コンセプト、アプローチ、人で全く別物になります。どっちがどっちかは敢えて書きません。笑

充実した3時間の講座内容でしたが、資料を読み返すだけでもかなり得るものがありそう。これから登山を本格化することと、山岳写真は自分自身にとって必要なジャンルだと感じているので、より活躍できるよう精進していきます。

自分の写真の現像についても、
確実に成長できるきっかけを頂いた時間でした。

めっちゃ楽しかった。参加してよかったです。

山写さんありがとうございました。

山写さんの運営メディア、勉強になるのでぜひ。


いいなと思ったら応援しよう!

横田 裕市
私の記事をここまで御覧頂きありがとうございます。 頂いたご支援は、今後の機材購入費・撮影遠征費に使わせていただきます。

この記事が参加している募集