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iPhone8から機種変した私がiPhone13Proを返品する理由。

私は普段iPhoneとPixelの2台持ちをしていて、iPhone8とPixel5を使用してきました。数年ぶりにiPhoneを機種変更し、10月14日にiPhone13Proが届きました。

そしてiPhone13Proを使って1週間、返品することにしました。

購入後14日間は返品できます


iPhone、iPadおよびApple Watchの返品については、損傷のないiPhone、iPadまたはApple Watchおよび同梱のアクセサリ類を購入後14日以内にご返品いただければ、ご返金します。

https://www.apple.com/jp/shop/help/returns_refund

購入後14日間は返品が可能なAppleに感謝。

ざっくり要点をまとめたtweetはしたのですが、もう少しかみ砕いた内容を伝えるためにnoteにしました。

1番は顔認証の面倒さなんですが、まずはカメラ性能について

iPhone13Proのカメラ性能について

多くは賞賛のtweetを見かけますが、私の印象では正直そこまでの感動はありません。昨今のAndroidスマートフォンのカメラからすれば特筆している部分はなく、レンズによって同等、もしくは劣っていると言わざるをえません。

超広角、広角、望遠と3つのレンズがありますが、ここでは特に違いが顕著だった望遠レンズの描写力、及び画像処理についてのみ言及します。

先日登山をした際にも感じたのですが、iPhone13Proの望遠レンズは画像処理性能が2020年10月発売のGoogle Pixel5にも劣っており、ディティールがつぶれて塗り絵のようになります。

※iPhone13Proの方が彩度が高めなのは私が初期設定にてフォトグラフスタイルを「リッチなコントラスト」に設定していたためです。記事執筆中に気付きました。申し訳ありません。

2枚目の拡大比較にて
苔のディティールの描写、解像感が低いのが分かります。

画像1
画像2

以下の拡大も右側の葉脈の描写を御覧いただくとわかりやすいです。
両方撮って出しです。

iPhone13Pro

画像3

Pixel5

画像4

以前、Pixelの Computational Photographyに関して、スマートフォンが補完する塗り絵的な意見をいただいた事があるのですが、iPhone13Proのこの描写をみて「塗り絵だな」とその時の方の気持ちが理解できました。

Computational Photographyの分野に関してもやはりAppleよりGoogleに部がありそうです。

Pixelも所有している私にとっては、iPhoneのカメラ性能は正直あまり優先事項ではありません。まぁこんなもんか。(むしろPixelの方が優秀だな。。)という印象です。

顔認証(Face ID)にしてからの日常の不便さ

カメラ性能以上に、iPhone8からの数年ぶりの機種変更に伴い大きく代わったのはやはりセキュリティ面、指紋認証から顔認証(Face ID)への変更です。

iPhoneX以降からお使いの方はもう慣れているのかもしれませんが、私には厳しかったです。。

これまでiPhone8では体験しなかった不便さ、操作の煩雑さがありました。

FeliCa決済のしにくさ

iPhone8の場合
→ホームボタンで指紋認証したままかざして決済完了

iPhone13Proの場合
マスクなし
→顔を近づけて認証する
→電源ボタン2回クリック
→かざして決済完了

マスクあり
→顔認証エラー
→パスコード入力
→電源ボタン2回クリック
→かざして決済完了

マスク時、暗所での利用時に毎回パスコード入力

顔認証エラーからのパスコード入力
頻度がばかにならない。

上スワイプしないとホーム画面が開かない

iPhone8の場合
指紋認証すれば自動でホーム画面が開きます。

iPhone13Proの場合
ロックは解除されても毎回上スワイプが必要です。

え??

iPhoneX以降のユーザーは
ずっとこんな手間を強いられてきたんですか???

使ってるみんな、えらすぎません!?

という思わずにはいられないのですが
想像以上に最新iPhoneのUXの悪さに、ひどく落胆しました。
(※Apple Watchは持つ予定はないので、スマホ単体のみの体験という理解でお願いいたします。)

 毎日この不便さを感じながら生活するには私にはちょっと慣れでカバーし難く、返品を決心しました。

今回は直感的にiPhone13Proを購入してみたのですが
私の見当違いだったようです。

購入する前に調べなかったのかというコメントをいただいたんですが、この不便さは実際に使用してみないとこの不便さ、ストレスは分からないのではないでしょうか。実際に使用し、体感した上で返品できるというのはAppleの素晴らしい点です。

13万円支払って、この不便さは買いたくない。

というわけでiPhoneは下取り予定だったiPhone8に戻ります。

優先度こそ違えど、ずっと「大きさ」が最重要でiPhoneSEを使っている人々の気持ちがより理解できました。

体験して分かったこと

iPhoneの指紋認証の復活を切望


今回の試用期間は私の中でスマートフォンの「日常の使い勝手」を含めて最新機種においてはGoogle Pixelの方が優秀だと決定づける体験になりました。

せっかくなので最新機種2台揃えて
iPhone13ProとPixel6Proの比較記事を書きたいと思っていたのですが
Pixel6Proが発売される前に、勝負は決しました。
(昨年発売のPixel5の方が総合的に既に優れています。)

もうすぐPixel6が発売されますが、とても楽しみです。

10/25追記
どうやらGoogleDiscoverでレコメンドされたらしく大量にインプレッションがあったので反応追記。


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横田 裕市 / 写真家
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