見出し画像

妻と過ごす日々で育んだ "私たちが一緒にいたい理由"

私は写真家として写真に携わる仕事を生業としています。
もうひとつの側面として、愛する人の過ごす人生の豊かさを広めたいという思いでSNSを中心に愛妻家としての発信も日々行っています。

妻と出会い、共に生きていく日々で
妻とだからこそ気付けたことを綴ります。
何物にも代えがたい2人だけの関係を築いていくエッセンスになれば嬉しいです。

ケアし続ける関係性

夫婦になると、仕事の都合などがなければ2人で過ごすという時間が日常的に増えていきます。

いつもそこに在ることが当たり前になると、人は感謝を忘れがちな生き物です。
綺麗な花がある日常が当たり前だとして、水やりを怠ってはその綺麗な花も早々に枯れてしまいます。そして時には、水やりだけでなく栄養剤を与えたり、温度や、陽当たりの調整まで必要だったりします。

「愛はお花のようなものだけど、目には見えないからケアし続けよう。」

絆というのは目には見えないものだからこそ、
日々の生活の中で意識的に互いを思いやり、コミュニケーションを取る必要があります。

これは、出来る人にとっては当たり前のことなのかもしれない。
けれど、出来ない人にとっては学び覚えていく必要がある大切な事です。

私にとって、それを言葉にしてちゃんと教えてくれたのが妻。
全く理解していなかったわけではありませんが、その重要性を説いてくれました。

妻のおかげさまで、私達夫婦の仲は日々良好です。

付き合ったら、結婚したら、
それだけではただの事実であり、その状態は永遠ではありません。
「永遠である幸福」を願い、日々二人で小さな幸せを培っていくものです。

この日々の小さな幸せを培っていく人生が、振り返れば何物にも代えがたい大きな幸せなのだと思える。そんな日々を夫婦でこれからも生きたい。

嫌なことを我慢しないコミュニケーション

私達夫婦にはいくつかの約束があります。
その中でも特に大切にしていることは「互いに我慢をしないこと」です。

残念ながら男性は察することが女性に比べて苦手な生き物。
ご多分に漏れず、私もそんな男性の一人です。

交際した当初、妻に「我慢をしないでほしい」と伝えたら、それはそれは驚かれました。
何かしら自分の身にふりかかった嫌なことやパートナーの嫌な部分に対して
「我慢すること」を前提に生きてきた妻には私の提案はまさに青天の霹靂。

以降、妻は自分の感情に素直に生きるようになり
私に対しても嫌な物は嫌だと、甘えたい時や要望があれば
すぐちゃんと言葉にして伝えてくれるようになりました。

察することが下手な私は、言われないと気付けません。

私はどちらかというと一人でも生きていけるタイプで日々単身淡々と生活が出来てしまうのですが、妻はそうではありません。例えば恋人に甘えたい頻度が私と妻では全然違います。

圧倒的に妻の方が甘えたがりなのですが、これが「我慢しなくて良い」となった以降の妻は頻繁にちゃんと「甘えたい」と伝えてくれる。私も頻度こそ少ないですが、妻とそういった時間を過ごす事は好きなので拒むこと無く妻の希望する時に甘やかしタイムを過ごしています。

妻から率先してそういったコミュニケーションを示してくれるようになった事は結果として夫婦の仲を非常に仲睦まじく、素晴らしいものにしてくれていると感じています。

好循環なコミュニケーションが続くようになると互いにケアし続ける事が日常的になり、より互いに満たされた時間を過ごす事ができるようになります。

画像2

自分にはこの人しかいない、そういう相手に出会えた奇跡

多様性に満ちた今の時代に、わざわざ結婚なんてしなくて良いのかもしれないけれど
生涯を共に生きたいと思えるパートナーに出会えたなら、結婚もわるくないかもしれません。

正直なところ、世界中に素晴らしい女性は存在しても、
私のような人間が結婚できるとは思ってもみませんでした。
そんな私でも今を日々仲睦まじい妻と生きているというのは、本当に人生は何が起こるかわかりません。

「あなたのような癖の強い人と暮らせる女性は私しかいない。笑」

そう妻は言うけど、私もそう思いますし、
何なら妻も同様にまた別の癖が強いのです。
お互いが個性の強い人間同士だからこそ、この事の大切さに気づけたのかもしれません。

運命の相手というのは存在するのだなと、今の現実を見れば信じざるを得ません。

妻がいなければ、今頃自分はどんな生活を送っていたでしょうか。
想像してみただけでぞっとしてしまいます。

それだけ妻が私に与えてくれた影響は計り知れません。

文字通り、人生を変えてくれたのが妻なのだから。

忌憚なく自分と向き合ってくれる存在

相手に感情を向けるということは、とてもエネルギーを消費する行為です。
そのため、大人になればなるほど、他人に対してわざわざ一歩踏み込んだ意見や指導をしてくれる存在というのは大変貴重です。

妻はそういった意味でも互いにその第一人者。

例えば、直すべき振る舞いや言葉遣いの指摘。
友人関係レベルでは、わざわざ言ってくれないような事を
妻はハッキリ言葉にして伝えてくれます。もしくは友人から私のそういったところをどうにかして欲しいと妻に伝えてくれた友人もいました。

未熟だった私は最初はそれらを素直に受け入れる事が出来ず、反発した時期もありました。

妻だって、わざわざ嫌われるような役回りをしたくない

それなのに、こうして多くのエネルギーを使って自分に向き合ってくれ、人としての正しい方向に導く手助けをしてくれた妻には頭が上がりません。

妻が私にそうしてくれたように、私も妻と向き合ってきました。
互いに磨き合ってきたからこそ、互いの成長を誰よりも実感しています。

妻と歩む未来を決めた

2人の幸せな未来を築いていこうと決めた時から、私の人生は好転し始めました。

妻と交際を続けることすら当初の私は自信がなかったのです。
当時は、2人の仲はいつまで続くのだろうかと漠然とした状態のまま付き合っていました。
生きとし生けるもの、時間は有限。ただただ過ぎていく日々、時間を浪費するばかりではいけない。。そんな危機感を脳裏に感じていました。

2人の地図の目的地を決めなければいけない。

そして2人で話し合い、共に生きていくと決めてからというもの、
仕事もプライベートも上手くいきだしました。

妻は幸運の女神
妻を大切にするほど、妻の笑顔を守る日々を過ごすほど
良い仕事が舞い込んでくる。そんな嘘みたいな本当の話。

日々の小さな幸せの積み重ね

妻と出会えて良かったと、
幸せを感じる瞬間は日常にたくさん点在しています。

・笑い声を耳にする時
・いってらっしゃいと見送りをしてくれる姿
・ただいまのハグをする瞬間
・手料理を美味しいと食べて笑顔を見せてくれる時

などなど、日常の妻の見せる仕草や行動ひとつひとつに幸せが詰まっています。

妻は身体が弱く頻繁に一緒に外出などは出来ませんが、家で過ごす日常の中に沢山の幸せを感じています。それが日々の私の活力にもなっています。

こんな日々を今当たり前に過ごす事ができていることに、
こういう感情をもたらしてくれた妻にとても感謝しています。

私たちが感じている夫婦でいることの意味


・ひとりでいるより人生でできることの可能性が広がる

夫婦は、船と航海士のようなものだと私は考えます。
どんなに立派な船でも、それだけでは目的地にたどり着けません。目的地へ航海を行うには航海士が必要です。私達は夫婦でその役割を交互に補い、生きています。

「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ共に進め。
(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.) 」

有名なアフリカのことわざですが、夫婦にもこれは当てはまります。
1人で出来ることは限られているということを、私達はよく知っています。
1人ではたどり着けなかった場所にでも、2人ならたどり着ける。
そう思えるのです。


・ひとりでいるより世界が安心なものになる

安心・安全というものは生き物にとって大変重要なことです。

身体も小さく力も弱い妻にとっては、
私以上に安心・安全という状態は重要なもの。

子育て、親の介護、自然災害、社会のストレス
こういうものに襲われながら生きるとき
ひとりより、かけがえのないパートナーが「自分の1番の味方・理解者」であれば、その困難を乗り越えることも、2人いたら強くなれる。

一番信頼できるパートナーがいることで
安心安全で、メンタルが安定するということ

昔の日本と違って、人との繋がりがなくなった今
うつ病や自殺や、将来に希望が持てないのは
得体の知れない不安にいつも包み込まれてるからかもしれません。
だからこそ、「夫婦」という小さな単位のパートナーは
小さく見えて実は最強なのです。

終わりに

妻のことを思い浮かべながら書いた文章。
このnoteに綴った文章が、それこそ私が妻と出会わなければ書くことが出来なかった考えや感情そのものです。妻に出会えて本当に良かった。
ちょうど2月に誕生日を迎える妻にもこの文章を贈ります。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

画像1

────
このnoteは、BRILLIANCE+と開催する「 #あなたに出会えてよかった 」投稿企画の参考作品として、主催者の依頼により書いたものです。
────

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
横田 裕市

私の記事をここまで御覧頂きありがとうございます。 頂いたご支援は、今後の機材購入費・撮影遠征費に使わせていただきます。