新時代の商業撮影 / 「Horizon Forbidden West」発売に向けたプロジェクト、フォトモード企画を担当しました。
2021年末、ゲームのフォトモードの素晴らしさに目覚めて2年目の暮れ。
念願叶ってソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)様の元、2月に発売するビッグタイトル「Horizon Forbidden West」の発売に向けたキャンペーンプロジェクトにて正式にお仕事としてフォトモードコンテンツの制作に携わることができました。
これは記念すべき新時代の商業撮影
このお仕事は、フォトモードを使用した商業撮影において国内最初の事例になります。(※私の観測する限り。他にあればぜひ教えて下さい)
日本でインゲームフォトグラファーという仕事が開拓された瞬間でもあります。
なお海外では既にゲームメーカーと仕事をするインゲームフォトグラファーが存在しています。
VRChat界隈でのバーチャルイベント内の撮影などが昨今増えてきています。
今後、ゲーム、VRChatで規模が大きくなるほどバーチャル撮影が商業的に成り立っていくでしょう。
#行くぜHorizon キャンペーン フォトモード企画
「プロ写真家による『Horizon Zero Dawn』インゲームフォト企画」として4つあるキャンペーンの内1つを担当しています。
以下キャンペーンページより前作である「Horizon Zero Dawn」で撮影したフォトモード撮り下ろし写真を8枚壁紙としてダウンロードできます。私が本気で撮影した大量のカットから厳選されたカットです。今後の配布もぜひ楽しみにしていただけたら幸いです。
これから全3回に渡ってフォトモードに関する記事が公開されます。
第一弾はフォトモードでの美しい風景の撮り方のポイントを紹介しています。
また、2つのハッシュタグ「#行くぜHorizon」と「#Horizon写真部」をつけてTwitterにフォトモードで撮影した写真を投稿いただいた中から私が作品をピックアップし紹介させていただきます。ぜひ奮ってご参加ください!
フォトモードに関する出来事やお仕事まとめ
コロナ禍で撮影しまくったワンダと巨像がバズる
私がフォトモードに目覚めたきっかけは2年前、コロナが本格化した春のことでした。当時夢中でフォトモードで撮影した「ワンダと巨像」の写真がWeb上で大きく話題になりました。
ゲームプレゼンバトル、プレゼンターとして出演
フォトモードテーマで優勝
これがきっかけでその後WebメディアEngadget主催のゲームプレゼンバトルのオファーをいただき出演。なんと「ワンダと巨像」フォトモードをテーマにしたプレゼンで優勝しました。
その後もファイナルファンタジーVIIリメイクでフォトモード実装前のスクリーンショットだけでも記事にしていただいたり。
フォトモードはVRChat界隈とゲーム界隈で着々と根付き始めました。
VRChat界隈のバーチャルフォトコンテスト審査員をする
そして2021年は、上記の文脈からVRChat界隈のバーチャルフォトコンテストの審査員としてお呼び頂きました。
このバーチャルフォトコンテストの審査員はVRChat界隈のバーチャルフォト文化を知るための大変良い機会をいただけたと感謝しています。
フォトモードでいつか、、というお仕事の夢が叶いました
今回のオファーは、バーチャルフォト、インゲームフォトに足を踏み入れた人間としてこの文化の発展に貢献していこうとインゲームフォト用のアカウントを作成し、コンテンツの投稿に力を入れはじめたタイミングで訪れました。
趣味でフォトモードで撮影した写真を投稿しているユーザーは日々世界中で増えていますが、プロの写真家でありながらバーチャルフォトグラフィーのコンテンツを精力的に発信しているプレーヤーは世界でも少なく、国内ではまだほとんど事例がありません。(というか今のところ私しかいません。)国内でも今後ますますプレーヤーは増えていくでしょう。
バーチャルフォト、フォトモード関連企画にもっと携わっていきたい
今回の仕事で、過去最高にPS5のゲームでのフォトモード撮影に打ち込みました。PS5は現状各ゲーム内の独自のフォトモードフォーマットが展開されているため、統一の規格・マニュアルがないことがネックに感じています。
いつかPCゲームのフォトモードソフトウェアのようにPS5での統一規格が公式で実装されることを願います。ゲームそのものは素晴らしい作品でも、実装されたフォトモードが自由度が低く使いにくい仕様のゲームに出合うと残念に思ってしまいます。
フォトモードに関してはかなりやりこんでいるので、ゲームのフォトモード実装のアドバイザーもできる自信があります。
今回のプロジェクトリリースをきっかけに、国内外のゲームのフォトモードコンテンツにインゲームフォトグラファーとして携わりたいと考えています。ゲームメーカーや企画屋の皆様、ぜひお声掛けお待ちしてます!
今後noteでは、本キャンペーンの記事や壁紙配布だけではご紹介しきれなかったHorizon Zero Dawnのインゲームフォト作品を紹介していきます。引き続きお楽しみに!