「新年の目標」にこだわらなくていい理由 / 挫折しない目標設定と習慣化のコツ。
なぜ新年明けて早々にタイトルのようなことを述べるのかというと、2年前にけんすうさんの「年始は目標設定に向いていない」という趣旨のnoteを読んで、膝を打つほど共感したからです。
年始は、目標設定に最も向いていない時期なのではないかと。
元旦に目標を掲げることが適さないと考えられる理由はいくつかあります。
1.非日常的な環境での目標設定: 元旦は多くの人にとって特別な日であり、日常とは異なる環境にあります。この非日常的な状況で立てた目標は、日常生活に戻った際に現実的でないと感じられることがあります。
また、友人や家族と過ごす特別な休日な方も多いのではないでしょうか。ダイエットにしても食の誘惑は多いし、日常以上にゆっくりしたり。逆に年末年始だからと、お酒を飲み過ぎたり、夜更かししたりとハメを外しがちな人もいるでしょう。
そんな非日常の中で、自分を律するのは至難の業。年末年始に目標を掲げるのは、実はハードモードなのです。
2.高すぎる目標設定: 新年の高揚感から、「毎日2時間勉強する!」「毎朝5時に起きる!」など、実現可能性を考慮せずに高すぎる目標を設定してしまうことがあります。その結果、日常生活に戻ると達成が難しく、挫折しやすくなります。
元旦を過ぎて日常に戻ってから、落ち着いて目標を立てる方が
現実的で着実な目標設定ができるでしょう。
3.具体性の欠如: 「健康になる」や「成長する」など、抽象的な目標を立てがちで、具体的な行動計画に落とし込めないことがあります。これにより、目標達成の道筋が不明確になります。
私もやりがちな漠然とした新年の目標。
特に具体的なことを考えてないケース。
抽象的な目標がわるいわけではありませんが、健康になるなら日頃から何をするのか、成長するとは具体的にどうするのかといった具体的なアクションまで落とし込むことが大切です。
これらの理由から、元旦に目標を掲げる際には、現実的で具体的、かつ柔軟性のある計画を立てることが重要です。
また、定期的な振り返りや短期的な目標設定を組み合わせることで、目標達成の可能性を高めることができます。
新年に目標を立て、達成できずにへこむ
上記で既に理由を述べていますが、元旦に意気込みすぎて早々に達成できなくなっているということが起こりがちです。
例えば、毎日noteを書く、毎日1時間勉強する、筋トレするとか
1月1日から始めるというのは、ものすごくハードルが高いです。
元旦ではなく、別の時期から習慣化して実践するのが吉。
新年に立てた目標に挫折し、あきらめるのではなく
途中でのこまめな軌道修正と最適化が重要です。
自分の現在地と、到達したいゴールまでのマイルストーンを明確にしましょう。1度立てた目標を軌道修正しても良いのです。プランAがだめならプランBでいく、くらいの戦略を練りましょう。
目標設定に適した日はいつなのか
特に意気込むことのない世間的に「何でもない日」に、しっかり考えて自分のサイクルを作ることが大切だと、私自身の経験からも感じています。
例えば、私は以前、何気ない平日にふと「毎日最低10分は動画学習する」という目標を立ててみたところ、無理なく続けられ、今では生活の一部になっています。このように、あえて何でもない日に始めることで、スタートが楽になり、習慣化もしやすくなるのです。
(例:12月から1月にかけては、生成AIについてGoogle公式動画教材で学習しています)
2月や11月といった年末年始の前後の月、例えば上半期を振り返る意味で6月の最終金曜日を区切りの月を独自に決めたり、何でもない日に、自分の毎年の目標設定dayを決める。例えば、「毎月1日」「給料日」などを目標見直しの日と決めてしまうのも良い方法でしょう。
それが目標設定と目標達成のための、
ハードルが低いライフハックです。
無理なく柔軟に設定していこう
私の場合は、新年を迎えたら抽象的な願いをイメージするくらいに留めています。「自分を含め今年も家族皆が健康であってほしい」といったものです。
そして、その願いを胸に、日々の生活の中で少しずつ健康に良いことを意識するようにしています。具体的な目標設定は、誕生月である10月にしています。
自分に合うやり方を見つけ、やりたい人はやれば良いですし
他人と比較しないことが1番大切です。
目標は、立てることよりも、
それに向かって進んでいく過程にこそ意味があります。
皆さんも自分のペースで目標設定して、共に達成していきましょう!