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風景写真家マイケル・ケンナの展示。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

明日から大阪で2日間、SONYセミナーのために今日は早々に大阪前入りしようと思っていたんですが、行きたかった展示に行けてなかったことを思い出しました。

それが風景写真家マイケル・ケンナの展示です。27日(日)まで。
出張行ったら見れずに終わると気付いて大阪に行く前に行ってきました。

モノクロで風景写真を45年撮っている写真家。

メインの展示は撮影OKですが、

撮影禁止とされている特別展示の2つがやはり印象に残りました。
・ナチスの強制収容所跡を12年かけて撮影した連作
収容所跡地にある時の流れ、残されたオブジェクトたち。石、鉄、錆、骨など力強い被写体が続きます。線やボケを利用した視線誘導を巧みに使った作品が印象に残っています。

・日本の昔ながらの家屋で撮られた女性のヌードを被写体とした連作
→マイケル・ケンナは日本が好きで、度々来日しています。まさか日本人女性をモデルに撮った連作もあるとは驚きです。
いやらしさを感じない女性の裸体の美と芸術を感じさせる切り取り方が印象的。あと、個人的に思ったのはここまで往年の風景写真家でもやっぱり女性のヌードは通る道なのかーなどと、ふと思いました。笑
この作品集も買えます。(確か8,000円)

モノクロで風景を表現することを基本的に私はしませんが、今後の表現の選択肢になりえるなと思えた、完成された素晴らしい作品達でした。

あとほぼ全てスクエアの作品なので、正方形の構図の美というのも感じられました。

私も10年近く風景写真を撮っているので、見ていて通ずるものを感じました。自分ならこの被写体をどう切り取るのかといった写真の情報整理の比較対象としてとても参考になった展示でした。(写真集もお買い上げ。)

あと2日しかありませんが、
興味在る方はぜひ 東京・恵比寿の東京都写真美術館へ。

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