
特殊な板状節理「竜の鱗」 利尻島の新しい観光スポットを命名してみた。
2021年9月にワーケーションで利尻島・利尻富士町に滞在しました。
滞在中、「ヤムナイ沢」という万年雪渓がある場所を訪れた時の出来事。
特殊な板状節理を発見、Twitterで話題に。
雪渓へ向かおうとした際
道沿いの岩壁に不思議な形状の岩壁があるのを発見。
過去にヤムナイ沢を訪れたことのあるフォロワーさんも同じ場所の写真を撮っていましたが、世間的に特に珍しいものという認識も無く
私がtweetし拡散されるまで
地学的に非常に珍しいものだという認知がなかったようです。
以下のtweetはインプレッション数(閲覧数)が152万回を超えました。
地層クラスタが喜びそうな素晴らしい造形...どういうものなのか教えて詳しい人
— 写真家 横田裕市 / Yuichi Yokota (@yokoichi777) September 16, 2021
ヤムナイ沢という年中残る雪渓を見に行く途中にて。#利尻島 #利尻stay pic.twitter.com/hQosTu37MZ
お待たせしました高画質版の写真です。
— 写真家 横田裕市 / Yuichi Yokota (@yokoichi777) September 16, 2021
バズった最初の写真は #GooglePixel5 で撮影しています。超優秀カメラスマホです。
こちらの写真は約6100万画素 SONY #α7RIV での撮影です。4K画質でタテヨコ投稿しています。スマホでもPCでも大画面でぜひ御覧ください。#利尻島 #利尻stay pic.twitter.com/ElXlrkds4q
地学などの研究者である小口氏が言及してくださり、さらにクラスタを中心に広がった様子。
噴出した溶岩が冷却する際にできる節理と呼ばれる割れ目のうち、冷却面と並行にできる「板状節理」に見えます(柱状節理の方が有名ですが)。ただし、これだけ湾曲しているものは珍しいと思います。沢の侵食で斜面の下部が崖になり、その上部が下方にたわんだようにも見えますが、確信はないです。 https://t.co/MOXh0NTTad
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) September 16, 2021
認知が広がったことでその後、実際にこの板状節理を見るために観光にこの地を訪れた方もいるようです。
観光スポットとして「竜の鱗」と命名してみました。
GoogleMapでは航空写真に表示を切り替えると位置が良く分かります。
せっかくなら新しい利尻島の観光スポットになってほしいという思いも込めて、この特殊な板状節理に「竜の鱗」という名前をつけました。
GoogleMap
こういうのは命名すると認知も広がるのでとりあえずやってみようということで名付けました。利尻富士町役場の方々にも報告済みです。
森林保全担当の方からは「地元の人でも気が付かなかった面白いところに着目してくれて嬉しい」とコメント頂きました。
※ちなみに同名「竜のウロコ」と名付けられた板状節理が静岡県にもあることをさっき知りました汗
竜の鱗(ヤムナイ沢)へのアクセス
アクセスは車が無難です。
利尻島郷土資料館前の道路を直進すると林道に入ります。
その林道の終点の少し手前、
利尻山を正面に見て右手の岩壁に竜の鱗はあります。
林道は砂利道凸凹道。
車高の低い車は底を擦る可能性があるので徐行運転で進みましょう。
GoogleMapに道が違うとフィードバックしていますが未だに修正される気配がないので「ヤムナイ沢林道入り口」で現在申請してみました。
林道入り口のGoogleMapは以下↓
ちなみに竜の鱗の隣にも
かなり特殊な形状の節理がありますので要チェック
竜の鱗があるヤムナイ沢はこんなところです↓
いつかブラタモリやらテレビで紹介されたら嬉しいですね。
利尻島の観光スポットとして盛り上がってくれたら嬉しいです。
気になった方はぜひ利尻島で現地を訪れてみてくださいね。