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ポートレート撮影で意識していること。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

私は19歳から風景を撮るのが好きで写真を始めたのですが、20代前半の頃はポートレートが撮れる人に強い憧れを持っていました。なぜかという単に自分が人付き合いが下手で人を撮れないというのが大きく、、笑
ポートレートを撮っている人を見るとうらやましいと思っていた時期もあります。

写真を仕事にしてからは、仕事としてポートレートを撮る機会に恵まれました。私が独立してから20代の時期、収入に繋がる写真はほぼポートレート。今でもメディアの撮影依頼などでポートレートは欠かせませんが、それでもポートレート撮影をすることは現在は少なくなりました。

最近はクラウドファンディングのリターンでポートレート撮影をしているのですが、なかなか楽しい。たまにはポートレート撮影も良いなという気持ちがわき上がってきます。

ポートレートの撮り方は本当に人それぞれ、人との向き合い方がそのまま撮影に出ると思うので、千差万別だと考えています。

今回はそこまでテクニカルな内容ではありません、自然光下でのカジュアルなポートレート撮影についての内容です。多少なり参考になれば。

撮りながらコミュニケーションをとる意識を持つ

撮られ慣れていない人を撮影する時ほど、撮影よりまずはコミュニケーションを重視します。それが最終的に良いカットに繋がることを知っているからです。撮影するタイミングで初めましてなんてことも多いので、そこから自己紹介からの世間話など何気ない会話をするということが大切。
ロケーションへの移動がてら積極的にお話しましょう。

自然な姿を映す

ロケーションやポージングの指示をモデルさんにすることはあります。それでも、私の場合はお任せ。その人の自然な姿を撮影します。
背景の情報整理の関係
ロケーションの指示出し>ポージングの指示出し
という具合です。

どこを背景に撮ったら良いのか、どういったポーズだとどのような写真になるのかという事は撮られ慣れていない人ほどイメージができません。カメラマンがリードしてあげましょう。

被写体をシャッターに慣れさせる

写真に撮られ慣れてない方はそもそもカメラを向けられること、シャッターをきられるだけでも緊張します。なのでそれに慣れさせるために最初から多めにシャッターを切ります。時間が経過するほど、モデルさんも慣れてくるのでより自然な表情のカットを量産できるようになります。

とにかく枚数を撮る

自然風景を撮る中でも時の経過による変化を撮影することは大切ですが、自然風景よりも圧倒的な早さで表情や動きが変化するのが人間です。その一瞬の表情を逃さないために連写で撮影します。

今のカメラ性能が格段に向上したのもありますが、瞳からピントをほぼ外すことなくストレスなく連写で撮影。

モデルさんもハイアマ〜プロくらいになると、シャッターを切る度に自分の見せ方を分かっているのでポージングや表情を都度変えてくれます。ですがこれだと撮っている側は「モデルさんに撮らされている」といった感覚に陥ることもたまにあります。

良いカットが撮れたら共有する

モデルさんは自分がどんな風に撮られているのか、写真が気になります。なので良いカットが撮れたらぜひ見せてあげましょう。それだけで緊張がほぐれ、安心して撮影を続行できます。

人物が主題、背景情報は減らす

望遠レンズを使ったポートレート撮影あるあるではありますが、人物にピントを合わせて、背景は大きくぼかすことで主題となる人物を引き立たせる方法。

光の位置を読む

私の場合、特に屋外の自然光下で撮影することが多いので太陽がとても重要な役割を果たします。順光・逆光・斜光それぞれの映り方を把握し、光の位置とモデルの立ち位置を考えましょう。

肌のレタッチ→ブラシを用いてテクスチャ補正

レタッチは基本的にAdobe Lightroom Classic を使っています。
ポートレートの際にはブラシを使ってテクスチャ-10~-30あたりで調整して肌をレタッチしています。露出によっては露光量・ハイライト・シャドウあたりも調整をかけています。肌のレタッチに関しても個性が出るところですので、あくまで参考まで。

自分の感性でレタッチ

基本的にデジタルの撮って出しの写真は、いわば何の味付けもされていない素材のままの状態。自分のテイストにレタッチしましょう。

例えば私の場合はこんな感じに。

あきりんさんの豪華プリセットを使ってみる

今回、ポートレート撮影では有名なあきりんさん(黒田明巨)がリリースした自然光プリセットを使ってレタッチしてみました。

下記、プリセットを当てただけの状態のため
本来はこの後に露光量など各パラメータを調整します。

あきりんさんご本人が「出汁のようにやさしく素材の個性を活かすベース」とお話している通り、後は各自お好みでというのがわかるやさしいプリセットになっています。

かなり使い勝手が良いので
ぜひこの万能な秘伝のタレをゲットしてみてはいかがでしょうか。



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横田 裕市
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