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作例で魅せるレンズレビュー NiSi 15mm F4 ASPH

NiSi(ニシ)は、カメラレンズのフィルターメーカーとして近年着実にユーザーを獲得してきています。そんなNiSiから今回なんとレンズが発売しました。

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超広角が大好きな私には興味津々のレンズ、フルサイズ15mm 重さ447g(SONY Eマウントの場合)、手に持つとコンパクトな単焦点で使い勝手が良さそう。

対応マウント:ソニーEマウント/キヤノン RFマウント/ニコン Zマウント/フジフイルム Xマウント/Lマウント

各社のマウントに対応しているのは嬉しいですね。
私はソニーEマウントで使用。

NiSi 15mm F4 ASPHの強み

コンパクトで扱いやすい
1つ前のレンズレビューで紹介したBatis18mmにも通じるポイントですが、超広角レンズながらレンズ面も比較的小さく、レンズそのものがコンパクトなため使いやすい。持ち運びやすいレンズです。

絞ると鋭い光芒が楽しめる
点光源がある中ではぜひ絞りを絞って描写を御覧頂きたいのですが、非常に鋭くニードルのような光芒を撮影することができます。好みがあるでしょうが、写真の中でアクセントに用いたい時にはぜひ絞って撮影を楽しんでみてください。下記の作例では主に太陽や月の光芒をとらえました。

描写性能や使い勝手の良さに対してコストパフォーマンスが優秀
超広角レンズでは描写に関して、色収差や歪みが特に気になるポイントになりますが、このレンズはその点かなり抑制されている良いレンズという印象です。

コストをおさえた超広角レンズに関してはメーカーではSAMYANGが圧倒的なレンズバリエーションを誇りますが、そこに彗星の如く現れたのがこのNiSi 15mm F4 ASPHになります。
このレンズの価格は¥65,780 (税込)なのですが、描写性能は10万円以上のレンズとも競えるのではないでしょうか。それだけコストパフォーマンスに優れている印象です。

NiSi 15mm F4 ASPHの特徴

マニュアルレンズ
レンズ本体のリングを回してピントや絞りを調整します。
使ってみた感じ、かたすぎず回しやすいリングでした。絞りリングは各絞りの部分でカチカチと止まってくれるのもズレを防止してくれますし心地良いです。

電子接点無し
このためEXIF情報が画像データに付与されません。オールドレンズを日々お使いの方々には慣れているものかと思いますが、私は普段電子接点有りのレンズを主に使用しているため新鮮でした。あとから撮影時の設定を振り返りたい方は気になるかもしれません。この点はEXIF情報がないといやだなと感じる方には不便に思えるでしょう。

このレンズは電子接点無しにしてコストカットをすることで、レンズの描写性能に対して手に取りやすい安価の価格設定を実現しているものかと思われます。

こんな方におすすめ

広角スナップ撮影を楽しみたい人
私は基本的に風景撮影に使っていましたがこのレンズはピント・絞り固定で瞬間的な広角スナップを楽しむのに良さそうと感じました。

オールドレンズユーザー
レンズの描写や電子接点無し、フルマニュアルレンズという特徴から、そのレンズの独特な風合いを好んで楽しまれるオールドレンズユーザーの方々にヒットするレンズなのではないかと。

安価でも優秀な超広角レンズを楽しみたい人
超広角単焦点を使いたい方でまだ持ってない人におすすめ。またレンズ径が72mmとそこまで大きくないので、超広角レンズにありがちな特殊パーツ無しでそのままNiSiのフィルターワークにも使う事ができます。

作例32枚

主に今年の2月〜4月にかけて撮影させて頂いた中からのセレクトになります。写真から感覚的に感じていただけたら幸いです。気になったらぜひNiSi 15mm F4 ASPH、お手にとってみてくださいませ。

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NiSiのフィルターもぜひ

NiSiは元々フィルターワークで大変お世話になっているメーカーです。
公式ホームページに私のインタビュー記事もありますのでぜひご覧ください。



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横田 裕市 / 写真家
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