祖父の日記、時を超えて届く言葉。
昨年の秋、祖父が肺炎で息を引き取った。95歳だった。
ずっと健康で、元気で、余裕で100歳を超えると思っていた。
しかし、「ある日突然に」というのは、まさにこのことだった。
祖父は本当に立派な人で、大好きな世界一尊敬する人物だ。
この世を去っても、その事実は揺らぐことはない。
自分を含め、孫たちは皆、祖父を敬愛していた。
私は上京した後も、公私に関わらず足繁く祖父母の元を訪れた。
同じ市内に住んでいたこともあり、赤ちゃんの頃からの接触が多かった私と弟は、孫の中でも特に可