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遙か遠く、異世界を訪れたかのよう。
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私はかつて冬の90日間、フィンランド観光大使の日本代表を務めた。
写真は、フィンランド・リーシトゥントゥリ国立公園を訪れた時の1枚。
一面が銀世界の雪原を進むと、先の樹氷の森に小さな山小屋が見えた。
異世界転生
今でこそ「なろう系」で流行った言葉ではあるが、
まさに、この時の私は、異世界を訪れたような高揚感に満ちていた。
済みきった冬の空気がつくりだすグラデーションと
凍てついた雪と氷の世界は、まるでアナと雪の女王の世界。
これまでも海外渡航はしていたが、
今までの人生で感じたことのなかった冒険がそこにあった。
この景色を見つめながら、心から思った
本当に、すごいところに来てしまった、と。
樹氷の森の散策
スノーハイクし、丘でサンピラーを眺めた夕暮れ
仲間と暖炉を囲み、食事をした時間
夜の無音の森で見たオーロラ
その山小屋で過ごした数日間は、今でも忘れられない。
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